小説家になろうにて「キモオタでギャルゲー、それって何の罰ゲーム!?」連載中!

森友学園問題を見ていてノーパンしゃぶしゃぶを思い出した【きもおたこらむ】

雑記
この記事は約7分で読めます。

森友学園問題、袋叩きに合っていた籠池前理事長が逆襲に出ました。
菅野元氏の助け(?)もあって、ついに安倍総理本人に話が飛び火。
一気に流れは籠池氏に? と思いきや、自信満々に出した振込票には肩透かし。
もう事態が二転三転して先が読めません。

しかし、この状況下においても、間違いなく言えることがあります。
それは「財務省には責任がある」ということです。

犯罪にあたるかどうかはともかくとして、不祥事という意味では証拠は要りません。
8億円もの値引を行って国有地を払い下げた、この事実は厳然と存在します。
官公庁は判子がなければ動きません。
決裁者に責任があるのは確かです。

果たしてどうなるのか。
だらっとテレビを眺めていたら、ふと思い出しました。

質問者の写真

そういえば昔、ノーパンしゃぶしゃぶ事件というのがあったねえ……
 

女子高生のアイコン使って回想に耽るのもアレですけど。

本記事では過去の財務省スキャンダル「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」と比較しながら森友学園問題を考えてみたいと思います。

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「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」以来の財務省不祥事?

ノーパンしゃぶしゃぶ事件とは

https://matome.naver.jp/odai/2138655891887179601

簡単に言うと、

解答者の写真
大蔵省銀行局・証券局の上から下まで大勢が銀行MOF担の接待を受けていたという事件です
 

大蔵省銀行局と証券局は現在の金融庁。
この事件を契機に財政と金融の分離がなされました。

ノーパンしゃぶしゃぶ事件は、決して大袈裟でなく日本中が大炎上しました。
というのも、接待されていた事実も問題でしたけど、場所はもっと問題。
「ノーパンしゃぶしゃぶ」という破廉恥極まりない店だったからです。

ノーパンしゃぶしゃぶとは

ノーパンしゃぶしゃぶについては、拙作「キモオタでギャルゲー、それって何の罰ゲーム!?」 でネタにしています。
説明代わりに主人公とヒロインの会話を引用します。

「その昔……この世界からみると数年先なんだが、『ノーパンしゃぶしゃぶ事件』ってのがあったんだ」
「ノーパンしゃぶしゃぶ? 何それ?」
「文字通り、パンツはかない女店員がお肉をサーブする店」
「はあ?」
「ただしスカートははいてる」
「えーと、わかるようでわかんないというか。脳が理解するのを拒否してるんだけど、そういう意味でもなくて……」
 お前は自分で何を言ってるか理解できてるか?
「そうだなあ……」
 二葉はTシャツにスパッツ。
 いつもの部屋着だ。
「ちょっとその上からでいいから制服のスカートはいてきてくんない? ついでに懐中電灯持ってきて」
「ちょっと待ってて」

 ──二葉がスカートをはいて戻ってきた。懐中電灯も受け取る。

「俺がビールを注文したとしよう。二葉、椅子の上に立って」
「うん」
 二葉が椅子の上に立ち、俺を見下ろしている。
「ビールサーバーはお前の頭の上くらいの位置にある。俺に背を向けて、ビールをコップに注ぐ真似してみて」
 二葉が俺の言った通りにする。
 懐中電灯のスイッチを入れて、その二葉の股間に光を当てる。
 二葉が慌てた様に、スカートの後ろを押さえた。
「何するの!」 
「スパッツはいてるだろうが」
「そうだけど、イヤなものはイヤ!」
「でもノーパンしゃぶしゃぶの女の子はパンツすらはいてない。そのアソコを、客がこんな風にして覗き込みながらしゃぶしゃぶを食べるってわけだ」
「……サイアク。ノーパンしゃぶしゃぶがいかに下劣で下品で下種でどうしようもない店かっていうのはよくわかった」
「店によっては床が全面鏡張りの店もある。あと懐中電灯の代わりに、扇風機が置いてあってスカートを捲れ上がらせる店とか」
「もういい! それで事件ってのは?」
 「事件も下劣で下品で下種でどうしようもなかったらぶっ殺す」と言わんばかり。
 実際に下劣で下品で下種でどうしようもない事件なんだが……。

私と大蔵省(財務省)キャリアの友人達の反応

当時の報道では「ノーパンしゃぶしゃぶに連れて行かれて初めて一人前の大蔵官僚だよ」と得意げに言った幹部までいたとか。
頭おかしいとしか思えませんでした。

ただし大蔵官僚の友人達は、こんな風に口を揃えてました。

質問者の写真

女のアソコ見ながらしゃぶしゃぶ食べて美味しいのか。
まず、そこからツッコみたい!
 

実際に32型テレビに裏ビデオ流しながらしゃぶしゃぶ食べてみましたが、気持ち悪くなりました。
生で見るとなると、肉を飲み込めるかわかりません。
まるでアソコを食べてる気がして……。

大事件の割に逮捕者は少ない

しかし騒がれた割には大蔵省の逮捕者が少ないです。
キャリアは課長補佐クラスで、後はノンキャリアの合計4人(+自殺者もいます)。
問題になったのは「職務権限」の解釈。
主計局とか主税局とかは、どんなに偉かろうと金融行政に直接の権限を持つわけじゃないのが建前ですので。
ポストが変わりまくるキャリアの接待され得ってところです。

もっとも内部では大量の処分者を出しました。
その数総勢112人。
まず大臣が引責辞任、事務次官も辞職しました。
しかし事務次官は、一旦は職にとどまれています。

次官に就任後に大蔵省接待汚職事件が発覚して、三塚博大蔵大臣が辞職したが、武藤敏郎官房長と共に職に留まった。ただ程なくして同月28日、広尾の公務員官舎で金融検査官が自殺したため、橋本龍太郎首相兼蔵相により次官職を更迭され辞任を余儀なくされた。そのため、次官在任期間は6ヶ月と戦後最短となった。
引用:ウィキペディア「小村武」

ノーパンしゃぶしゃぶ事件の背景

一般には「自民党による報復」と言われています。
自民党が野党落ちしたとき、大蔵省は与党の新進党につきましたので。

CIAによる謀略論も囁かれていますが、ここは素直に受け止めていいところだと思います。
大蔵省に限らず新進党(小沢一郎)寄りだった官庁は何らかの悲哀を味わいましたので。

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森友学園事件とノーパンしゃぶしゃぶ事件との比較

森友学園をめぐる現在の情勢への所感

まず今回の事件で安倍首相が辞めるなんて思っている人はいないでしょう。
だって首相自身は何ら罪を犯していない。
仮に寄付したのが真実だったとしても、それ自体は法に触れる問題じゃない。
安倍首相の御機嫌とりたいマスコミが必死に庇う通り。
単に「何か関係していたら辞める」、その言葉尻を捉えられているだけの話です。
こんなもん、いざとなれば「ごめんなさい」の一言で終わります。

問題は財務大臣、ひいては事務次官が退陣するか。

ノーパンしゃぶしゃぶ事件クラスで、ようやくやっと事務次官が辞任。
政治の力は当時と今で同等と考えられます。
今は安倍首相自体が強力な上に、政治の側が官僚の人事権を握っているというのがあります。
しかし当時の自民党はドブから這い上がった犬、もう形振り構ってなかったので。

だとすれば、財務省が責任とらされるかどうかは世論次第。
換言すれば森友学園の払い下げ問題が国民にとってノーパンしゃぶしゃぶ事件と同等以上かどうかです。

私は以下の理由により否だと考えます。

国民は国有地払い下げ自体には関心を持っていない。

森友学園の問題の本質は不自然な価格での国有地払い下げ。
スケール的にはむしろノーパンしゃぶしゃぶを上回るといっていい。
ノーパンしゃぶしゃぶで国民の懐は痛んでいませんが、森友学園は8億円を国民が負担したようなものです。
それなのに、国民もマスコミもノーパンしゃぶしゃぶのときと比べてまるで興味がないように見えます。

恐らく馴染まないのでしょう。
いま官邸で力を握っているのは経産省。
財務省は消費税アップのためにもなんとか安倍首相の御機嫌とりたくて暴走した。
森友学園でよく言われている背景はこんな感じですし、私もそう思います。
でも多くの人にとっては「だから何?」と実感しづらいのが正直なところかと。

ノーパンしゃぶしゃぶは「エリートが甘い汁吸いやがって」というのが炎上の根本。
加えて男の本能をついたかのような接待店。
「俺達はこんな地道に生きてるのに!」って思いやすいですもの。
この点でノーパンしゃぶしゃぶと森友学園事件は質を異にすると思います。

マスコミはそうした空気を読んで、ダメージを受けないところから売れる方向で記事を書くだけ。
下手なこと書けば、それこそ政治的関与されかねませんし。
自分達が忖度に応じてるのですから叩けるわけがありません。

今後どうなる?

証人喚問終われば、みんなすぐに忘れてしまうでしょう。
そうなれば財務省は名指しされている国税庁長官も含め、責任とることもなく終わりそう。
文部省天下りあっせん問題みたいな首相の鶴の一声というのも考えづらい。
財務省の誰か個人が利益を得たとかそういう話じゃないですから。

明らかな物証が証人喚問で出てくれば別。
でも振込証ごときであれだけ自信満々だったのをみると、他の証拠もタカが知れている。
しかも赤旗まで「籠池氏が嘘をついた」みたいな感じで誤報を認める始末。

http://www.sankei.com/affairs/news/170318/afr1703180034-n1.html

この共産党の潔さは分が悪いと踏んだのもあるのではないかと。
どうもオチのない、つまらない幕引きになりそうな気がします。

実は共謀罪法案から目を逸らすために官邸が仕組んだ茶番だった。
そんな陰謀論めいたオチの方がよほど面白そうですね。

この記事を書いた人

広島市内のパチンコホール勤務。
3号機時代からのパチンカス。
ADHD、精神障害者手帳3級所持。
慶應義塾大学商学部卒、専攻はマーケティング(広告・宣伝)
国家一種試験経済職の資格で公安調査庁に入庁。
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当。
「小説家になろう」の底辺作者。
WordPress記事は素人の備忘録です。

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