役人に判子は大事、でもこれは証拠にならないだろう【森友学園問題】

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2017-03-17社会・時事

By: Dick Thomas Johnson

森友学園問題、とんでもないことになってきました。
私も記事のタイトルつけられないくらいに混乱しています。
ただ不謹慎ながらも面白い。
以下、まとまりないままにつらつらと書いていきます。

菅野完氏の登場で空気が変わる

叩かれ放題だった籠池前理事長をめぐる空気を一変させたのはジャーナリストの菅野完氏。

菅野完氏はベストセラー「日本会議の研究」で知られた「ノンフィクション作家」です。

日本会議の研究 (扶桑社新書)

今年の春先にもニュースになっていました。

私は著書を読んだわけではなく。
正直言って「胡散臭い」という印象が先に立ってました。

菅野完氏が空気を一変させた

しかし籠池前理事長と独占インタビュー、さらに記者会見は日本全体の空気そのものを一変させました。
この記者会見は見る価値があります。

籠池氏 会見延期の理由は

(削除済み)

菅野氏すごいよ、かっこいいよ!

この会見の価値は、このツイートが端的に指摘しています。

岡口基一氏は「ブリーフ裁判官」な変態として有名ですが、裁判官もまた公務員。
それゆえ官公庁の本質をついた引用です。

官公庁は書類と判子が全て、決裁がなければ何もできません。
いえ、むしろ絶対に決裁をとります。
そうしないといざというときに上層部から責任をなすりつけられるからです。

決裁がとられているということは判子をついた人がいます。
つまり、

森友学園に土地が払い下げられた事実そのものが、近畿財務局局長と財務省理財局長の責任の証拠です。

物証はいりませんし、知らなかったも通用しません。
仮に本当に知らなくとも「責任」は絶対あります。
核心をど真ん中について、うまく目先を籠池氏から財務省と松井大阪府知事に逸らしたなあと。

そう思わせるだけの会見でしたもの。

逃げるマスコミ

こちらは岡口氏が引用した本件インタビューをめぐるリテラの記事。

もう容赦なく叩いてます。

リテラ絶賛。
でも私も気持ち分かります。
だって、この案件、明らかにマスコミは逃げてますもの。
やたら「籠池氏が言ってるだけですから」とか歯切れ悪い。
財務省の責任は明らかなのに突っ込もうとしない。
安倍首相に対しても庇いすぎ。
まだ何ら明らかになったわけじゃないのに。

日本のマスコミは右寄りだろうと左寄りだろうと、本当に報じてはならない話は報じませんし攻撃しません。
まさに忖度というやつです。
報じたが最後、徹底的に叩きつぶせない限り、待っているのは報復ですから。

でもそれじゃすっきりしないんですよ。
本当の事が知りたいんですよ。
普段なら見ない振りもできますけど、ここまで公になったらさすがに知りたくなりますよ。
私と同じ気持ちの人は多いんじゃないかなあ。
だからマスゴミなんて言われるんですよ。

リテラも骨のない記事ばかりとしか思えないこの頃。
空気を読まない反体制の矜恃を見せて欲しいところです。

期待外れの「証拠」

とまあ、昨日までは思っていたのですが。
本日の菅野氏の次の記事を読んで愕然。

「安倍首相からの100万円」(菅野完) – Yahoo!ニュース

(削除済み)

引用します。

と言うことで、今日、たった今、その物証の現物を入手した。
確かに「安倍晋三」の名前は出てこないが、「100万円」「森友学園名義の振込」「土曜日に受け取った現金を次の月曜日に入金した」を裏付ける寄付者名簿は存在した。振込票の現物も、ある。

えと……。

平成27年=2015年の9月7日月曜日、つまり、土曜日だった9月5日の安倍昭恵講演会直後の平日に、100万円の入金があることが確認できる

あの……。

これが上記入金の元となった、振替払込用紙の現物。「森友学園」が名義欄にボールペン書きされているが、よく見ると、その上部に修正液で何か消されているのがわかる。

この修正液部分に、裏からライトを当ててみると。。。。。
やはりこれは、「安倍晋三」としか、読みようがない。

そうですね……。

まとめてみましょう。

籠池前理事長が100万円を安倍首相の名前で振り込もうとしたけど、やっぱりやめて森友学園名義で振り込んだ。

だから?
昭恵夫人の関与なくてもできますよね?
お金もらった証明にはまったくなっていない。
そもそも100万円が土曜日に受け取ったものかどうかの証拠にもならない。
安倍首相ないし夫人と振り込んだ100万円の因果性が不明なのですから。
刑事事件なら被害届や告訴すら受け付けてもらえないんじゃないですかね?

もっと言えば、本物か、偽造したものであるかは問題じゃない。
本物であったとしても、たまたまこういう物があって、後から話を作ることだってできるのですから。

もちろん菅野氏は司法じゃありません。
世論が同調して動くほどの、「やったんじゃないか」と思える程度の代物を出せればそれでいいわけです。
しかしこれは「籠池前理事長の自作自演」と言われても仕方ないでしょう。
これで総理追い落とせるなら誰でも追い落とせます。
「日本会議の研究」もこの程度の感覚で書かれたのかなあと思いました。

菅野氏や籠池前理事長が嘘を吐いていると言っているわけじゃありません。

しかしマスコミが庇う通り、安倍首相と夫人の側は無実を証明できない。
やってないことを証明するのは「悪魔の証明」ですから。
やはりそれだけのものは出さないとまずいと思います。
昭恵夫人からのメールに金のことについて書かれているなら、まずはそちらから出すべきでした。

ただ籠池前理事長の言い分が本当なら他の弱みは握ってるんじゃないでしょうか?
菅野氏のアドバイスで籠池前理事長が振込票などの存在に気づいたように。
本人すら気づいていないだけで、爆弾そのものは何かしら持ってるかもですね。

まとめ

23日は証人喚問。
果たして何が出てくることやら。
証人喚問は嘘をつけば偽証罪に問われます。
逆に言えば、堂々とし続けていられれば国民も信じるかもしれない。
もし言い分が本当なら、心折れずに頑張っていただきたいところです。