黒歴史? 「こんな弟クンは欲しくありませんか?」の歴代一話を並べてみた

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小説・創作

 拍手のオマケ(1番目の広島弁バージョン)

 もし、わしが小説の主人公じゃったら、こがあにつまらん小説は他にはないわ。
 わしはその辺におる大学1年生じゃけえ。
 わしゃあ普通なけえね。金もありゃあせんし運動も得意じゃないけえ。
 外見(そとみ)も受験生やりおって80まで太ったしねえ。スポーツドリンクゆうて飲みゃあ飲む程健康になれる思うとったんよ。
 背(せい)も162㎝じゃけえ、男じゃあゆうたら低いよね。
 平凡どころかマイナスじゃのう。ほいじゃが別にどうでもええわ。

 わしゃあアニメやゲームゆうようなその辺でゆう二次元ヲタクじゃけえね、ゆうてみりゃあ二次ヲタよ。
 ほいじゃけどよ。わしは二次元の女の子が好きじゃけえ胸張ってヲタしとんじゃし、恥じゃあとも隠そうとも全然思わんけえの。
 小説じゃったらラノベを人前で開くん恥ずかしがっとるけどよ、電車ん中でもバスん中でも堂々と開けばええじゃろうが。そりゃあ18禁じゃあゆやあ話は別じゃろうがよ。

 恋人については彼女(おんな)おらん歴イコール年齢よの。
 そりゃあ彼女は欲しいがの告白されたんは全くなあし、わしから告っても振られて挙げ句にからトラウマまで持ってしもうたけえやれんわいや。
 ほいじゃけどよ。女友達(おんなあら)とも普通に喋りおるし同性(おとこおら)とも仲良うやっとるけえ、「ぼっち」じゃないけえの?

 ここは現実世界じゃけえ魔法も使えやせんし他の異能ももっとらん。
 何かでからよその世界に行かされたり呼ばれることもありゃせんし。
 もちろん倒すべき魔王もおらんけえ勇者にもなれんわいのう。

 ほいじゃけどよわしにはちぃとだけ違うとこあるんよ。
 ──何か言やあね、ほんまもののスパイやっとる姉貴がおるんよ。

 姉貴は霞ヶ関の公安調査庁(公安庁)という役所に勤めとんよ。
 わしはそがあなん詳しゅうないけえ、警察とどこが違うんかようわかっとらん。
 ほいじゃけど姉貴がみんなゆうようなスパイみとうな仕事をしとるゆうんは違いなあけえ。

 じゃがよ、ちいとだけ変わっとるゆうても見た目だけよね。
 姉貴が主人公ゆうなら何本かあは軍事治安ヲタ向け小説を書けるんかもしれんけどよ。
 スパイの姉貴がおるけえゆうて弟ん日常は他のんと全然変わらんわあや。

 玄関の表札も偽名じゃないけえ。
 ちゃんとほんまの名前でから【天満川観音(みね) 小町】と書いとるけえ。

 ──そう、わしん名前は「天満川小町」。

 この名前は何なん。女じゃないんじゃけえ。
 頼むけえ人前で名乗れる名前をつけてえや。
 うちん親は「あんたあ生まれた時ぶち可愛うてから女の子じゃあ思ったけえ」ゆうて言いおるけどよ。ほんまは地元広島市の地図から適当にひろうた町名で名付けたん姉貴から聞いて知っとんじゃけえの。
 わりゃしばきゃげるぞ。

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この記事を書いた人:天満川 鈴

広島市内のパチンコホール勤務。
3号機時代からのパチンカス。

ADHD、精神障害者手帳3級所持。

慶應義塾大学商学部→国家一種経済職→公安調査庁。
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当。

「小説家になろう」の底辺作者。
朝鮮総聯へのスパイ工作を描いた小説「キノコ煮込みに秘密のスパイスを」はアマチュア小説ながら週刊誌報道され、話題となった。

Posted by 天満川 鈴