以前にプロフィール作成のところで「@(サイト名)」の利点について書きました。
しかし実はデメリットもあります。
活動しているサイト外の人からは壁を作られがちです
逆に自分も壁を作りがちです
なろうだけで活動している人がカクヨムやエブリスタだけで活動している人にフォローを入れても返してもらえないことがあります。
(もちろん、掛け持ちしている人の場合は問題になりません)
自分に置き換えてもわかるでしょう。
宣伝を拡散してもらえてもなろうユーザーに届くかわからない。
読んでもらえてもユーザーでなければポイントはもらえない。
だったらカクヨムやエブリスタだけのユーザーは無視して構わない。
そう思ったりしませんか?
フォローには上限があり、フォロワー/フォロー比率は(見た目の)信用に繋がります。
時間だって有限です。
これらもあわせると、
なろう以外の人は相互しなくていいや
効率を追い求めるなら一見正しくも思えます。
でも、本当にそうでしょうか?
なお、書籍化作家・メジャー作家はブラバしてお帰りください。
本連載は、あくまでもマイナー・底辺作者に向けて書いたものです。
※本稿は6年前に連載したものをリライトして再アップしたものです。著者は2021年現在、Twitterでの宣伝・作者との交流をほとんど行っていません。
目先のニーズだけに囚われてはダメ
なろう以外の人とは付き合う必要はないのか?
逆じゃないかな?
商社の採用試験における質問として、よく用いられる例。
冷蔵庫要らずの土地に住むのですから、基本は要りませんよね。
だったら需要を新しく作るのです。
例えば暖房器具を普及させれば、屋内の冷蔵庫需要も生まれるでしょう。
この問いのポイントは、
小説の場合はもっと気楽に考えて構いません。
なろうもcomicoもエブリスタもストリエもハーメルンも理想郷も全部小説なんですから。
例え会員じゃなくとも作品が面白そうだと思えば読んでくれるでしょう。
その後どうなるかはともかく、まずは読んでもらわないと始まらないのですから。
他サイトの人と繋がってもポイントにはつながらないのか?
でも読んでもらうだけじゃしょうがないじゃん!
ランキングに入るためにはポイントが欲しいんだよ!
あざとい台詞ですが、多くの作者の本音だと思います。
「ポイントなんて気にしない、一人でも多くの人に読んでもらえればいい」と心から思う人もいるでしょう。
しかしポイントが入らないと注目されません。
世捨て人となって「アップするだけで満足」。
こんな人でもない限り、ポイントは絶対に切り離せないのです。
では、
答えは否です
他サイトの作者との交流がポイントに繋がる理由
掛け持ちでも表に書いてないケースもある
まず、冒頭にも少しだけ触れましたが掛け持ちの人がいます。
その中にはプロフィールに書いていない人もいます。
カクヨムでは作者だけど、なろうでは読み専などの事情で。
なろうに登録してユーザーとして応援してくれるケースもある
中には会員になって応援してくれる方だっているかもしれません。
具体例として、
著者が他サイトの応援用IDを作ったケースを紹介します
私はcomicoのID持ってます。
一時期は活動もしましたが、基本的には応援用のIDです。
IDを作るきっかけとなったのは、以前にも紹介したこのやりとり。
「あなたはこれでもイケメンが正義だといえますか?」読んだ! http://t.co/id58AvrXoC
唸るほど面白い。
— 呉西しの𓃠黒田美優 (@onisisino1119) June 7, 2015
呉西しのさんはcomicoのみで活動していた作者さん。
(現在はなろう・その他でも活動しています)
ひちばさんも同じです。
感想や読了をいただけば、その作者のページを見に行きます。
サイトが違っても同じです。
ましてや、これだけべた褒めもらって行かないわけがありません。
その結果、二人の作品を読むためにcomicoの会員登録しました。
こんな感じ。
結論として、二人のポイントに繋がっています。
実はですが、
他サイトの方が活動しているサイトより評価・ポイントを入れやすいんです
なんで?
しがらみがないからよ
なろうの場合、書き手は行動をかなり制限されます。
面白いと思ってもブックマーク入れなかったり、感想入れなかったり、評価入れなかったり。
理由は割愛しますが、そうせざるをえないことも多々あります。
しかし他サイトの人相手にはそんなの気にする必要ありません。
そのサイトにおいて自らは読み専ですから叩かれようがありません。
気兼ねなくおすすめ入れます。
感想や口コミが広まるケースもある
面白いと思えば読了だって飛ばします。
Twitterの外でも、作品が合いそうな方へ宣伝することもあります。
いいものは「れっつ拡散」
このスタンスはなろうの内外問いません。
結局は巡り巡って自分に返ってくることだって多々あります。
他サイトの作者と絡むにあたり、足りない物
他サイトの作者と絡むにあたり、足りない物は
「評価方法」の周知です
これを知ってもらわないことには実益につながりづらいので。
かと言って、自ら口にするのは憚られるでしょう。
なので、私が書きます。
- 小説家になろうなら「ブックマーク」「評価」
- カクヨムなら「★」
- エブリスタなら「スター」
- 電子書籍なら「購入」
応援したい作者や作品があれば、これらを入れてあげるといいです
(他に何かあれば教えてください)
結論
以上の話は小説サイトに限りません。
漫画・イラスト・ゲーム・音楽・動画……。
とにかく創作系はサイトを問わず積極的に交流するのをすすめます
自分からフォローまではしなくとも、フォロー来たら返すくらいには。
およそ創作と名がつけば、そこに潜在的な需要が存在している可能性があります。
例えポイントにも読者にもならなくとも。
そうした人達に触れること自体が創作のヒントになることだってあります。
もっと別の形でメリットを享受することも考えられます。
どこで活動していても小説は小説
形は色々あれども創作は創作
目先だけにとらわれず、幅広い交流を目指しましょう
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