警察庁警備局長が国会答弁で極左過激派が沖縄反基地運動に関与しているのを認めた件について

きのここらむ
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唖然とするニュースがありました。
本当に呆然としました。
恐らく期待するような話じゃないですけど、ちょっとぼやかせてください。

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産経新聞報道:沖縄の反基地運動に「極左暴力集団を確認」 警察庁幹部が参院で答弁 国レベルで認めたのは初めて

びっくりしました。

沖縄の反基地運動に「極左暴力集団を確認」 警察庁幹部が参院で答弁 国レベルで認めたのは初めて
沖縄県の米軍基地周辺で展開されている反対運動について、警察庁の松本光弘警備局長は9日の参院内閣委員会で「反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認さ…

以下、同記事からの引用です。

沖縄県の米軍基地周辺で展開されている反対運動について、警察庁の松本光弘警備局長は9日の参院内閣委員会で「反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されていると承知している」と述べた。

ここにではありません。

国レベルで認めたのは初めてとみられる。

ここ。

質問者の写真

そうだったの?
 

あまりにも意外すぎて、タイトルの時点で唖然としてました。

Twitterの反応を見てみる。
ネット保守勢大はしゃぎ。
それはそれで気持ちわかるんですけど、私の感覚とはかけ離れてます。

だって……。

質問者の写真

そんなの公安業界で仕事する大前提の事実じゃん!
 
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反基地運動に極左入りこんでるなんて当たり前じゃないか

国レベルで初めて。それって本当?
書いてるから本当なんでしょうけど信じられないのが正直なところ。
だって公安業界にいれば呼吸するレベルで当然の大前提ですもの。

そうじゃなくて。

解答者の写真
中核派や革マル派がどんな手段でどこまで一般人に浸透しているか
これを調べるのが、警察なり公安庁なりの仕事です
 

この場合は反基地運動ですけど、もう代表格です。

保守の喜びようにも困惑。
ここは、別に喜ぶところでもなんでもありません。
当たり前なんですから。

今回の件で警察庁が認めたことは全く驚きません。
単に公知の事実だから認めるまでもなかったんじゃないのか。
そう思うくらいに皆様とは感覚が乖離しています。

こういう話で問題になるのは、左翼一律に言える話じゃないんですよね。
警察庁も個別の運動組織について認めたわけじゃない。
一部の運動組織には当てはまっても、他の運動組織に当てはまるとは限らない。
左翼を丸ごと攻撃してしまうと、胸張って「嘘だ!」と反撃されてしまう。

解答者の写真
真実でもあり虚偽でもあるから面倒臭いんです
 

ただまあ、事実は事実。
Twitter見てたら「成田闘争が舞台を変えただけ」というツイートがありました。
まさにほんそれ。
今回の答弁すら妄言扱いっていうなら、ニュースになってよかったんじゃないですかね?

質問者の写真

警察庁認めてめでたしめでたし
 

なお補足しておきますと、私は米軍基地について賛否どちらでもありません。
例え反基地運動に過激派が入り込んでいようと沖縄県民が望んでいるなら否定するつもりはありません。
当事者じゃない以上、私に沖縄県民の気持ちは理解できませんから。

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「あなたの常識は世間の常識じゃない」by 元同僚

ここでふと思い出す。
集英社のライトノベル編集部に拙作「キノコ煮込みに秘密のスパイスを 」を持ち込んだ時のことを。

コミティア出張マンガ編集部に持ち込みしたときの体験談 ~小説編
COMITEIA(コミティア)は、毎年4回のペースで開催される「自主制作漫画誌展示即売会」。 自主制作漫画誌は、いわゆる同人漫画のこと(小説も含みます)。 主な開催地は東京ビッグサイト、ただし地方でも...

同作は対北朝鮮とのスパイ戦争、特に朝鮮総連へのスパイ工作が一つのメインテーマ。
ラノベ仕立てにすることでインテリジェンス業界を知らない方でもわかるように書いています。

編集さんに言われた台詞。

ラノベどころか一般文芸としてもアウトです。
内容だけとれば、大人が読むにしても生々しすぎます。
社会の裏側を見すぎているせいか、あなたの感覚は麻痺してしまっています。
普通の大人は、こんな現実が世の中に存在することを知りたくありません。

実はこのとき「この程度、今や社会の常識でしょう」と反論したのですが、「それがわからないくらいに麻痺しているということです」と再反論されました。

正直この部分は納得できなかったのですが……。
面談後、一緒についてきてくれた元同僚にまで言われました。

確かに公安庁から見て暴露どうこうってレベルの話じゃないです。
でも一般人から見たら違いますよ。
あなたの常識は世間の常識じゃない。
異常な経験してきたことをもっと自覚しなさい。

私の感覚は壊れてるんだ、本気で愕然としました。
この瞬間まで気づきませんでしたから。

この時に少しは改めたつもりでした。
しかし本件ニュースをめぐる反応を見て、やっぱりまだ感覚が治ってないのかもと。
極左過激派がどんなことをしているか、お昼のワイドショーでやってもいいと思うんですけどね。
そうすれば私ももっと生きやすくなるのかなあと。

以上、愚痴でした。

キノコ煮込みに秘密のスパイスを

OBによる公安調査庁のお仕事をリアルに描いたラブコメ&サスペンス。
小説家になろうでは総合ランキングに入ったことのないド底辺のネット小説です。
一方で、
・週刊誌に「日本のスノーデン」呼ばわりでYahoo!ニュースになり。
・偉い作家先生から「乱歩賞獲れたミステリ」と絶賛され。
・出版社では「これを世に出すのは危険」とお蔵入りにされ。
あれこれ曰く付きの小説、あなたも読んでみませんか?
お気に召しましたら拡散していただけると嬉しいです。

天満川鈴
この記事を書いた人

慶應義塾大学商学部卒
1997年公安調査庁にキャリアとして入庁
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当
特に現場(スパイ工作)で実績を挙げ庁内表彰を受ける
2004年介護のため退官。

ADHD、精神障害者手帳3級所持。

WordPress記事は素人の備忘録です。

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