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公安調査庁の官庁訪問は第1クール初日に回った方がいいの?

きのここらむ
この記事は約12分で読めます。

公安庁を志望する学生さんから、以前にこんな質問を受けました。

初めまして。
公安調査庁に興味がある大学生です。
先日、無事に国家総合職試験の一次試験を突破したのですが、官庁訪問の訪問日程を悩んでいます。
公安調査庁が第一希望なので、初日に回ろうと思っているのですが、先生方から、先に防衛省・警察庁等を回っていた方が、志の高さを保証出来ていいのではないかと言われてしまいました。
最後は自分の信じるやり方だとは思いますが、天満川さんならどうするか、またはどうしたか、他の公安調査官はどうしていたかを教えていただけると幸いです。

ざっくり言うと、

公安調査庁を志望するなら官庁訪問第1クール初日に回った方がいいか?

ちっ

私の官庁訪問なんて25年も前。
公安庁でも人事やってたわけじゃないのにそんなの聞かれても知るかよ。
だいたいなんで私がこんなめんどくさい質問に答えてやらなければなんねーんだよ。

でもまあ……

一生のことだから困ってるだろうしな
私も官庁訪問1年目は情報なくて振り回されたしな

というわけで3時間考えて回答しました。
明日は大事なパチンコ屋のイベントだというのに。
そしてそのせいで朝の並びを寝過ごしてしまい、昼からの出撃となりました。

すると「パチスロ ガールズ&パンツァーG~これが私の戦車道です」でこんなん引きました。

アンツィオ革命!?

AT10戦全勝確定。
確率1/176659.7という、とんでもないプレミアです。
その他にも1パチで大勝してほくほく気分で帰宅しました。

そして先日、似たような質問メールが来ました。
大丈夫と判断した箇所だけ公開させていただきます。

実はキャリア官僚として公安調査庁を受けたいと考えているのですが、例年公安調査庁の総合職採用者数がおよそ三人程度で、第一志望として第一クールの1日目にいくかどうか迷っています。

前置きが長くなりましたが、質問としては、第一クールの1日目に行くことで多少なりとも採用してくれる確率はあがるでしょうか?そして2日目、3日目に訪問しても採用してくれる可能性はありますでしょうか?天満川鈴さんの個人的な意見をお聞かせ頂けると幸いです。

またか……

まあ前回、答えた後にパチでいい思いした私。
今回は気分よく回答しました。

もしかしたら明日行くパチンコ屋のイベントでいいかもあるかも?

そんな下心もちょっとだけ抱きつつ。

すると「スーパーリオエース」でこんなの引きました。

「Congratulations!」終了画面きた!!

設定5以上確定。
当たり台を見事に引き当てました。

と言っても、

何度も同じこと聞かれるのは私も困る……

今はコメント欄止めてしまってるので「過去の回答を見て」というわけにもいきませんし。
他にも同じ悩み考えてる学生さんは多そう。

というわけで前置き長くなりましたが、

記事にしてみました

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注意事項

当然のことですが、公安調査庁は何の関与もしてません。
私も現在の採用については内部に聞いたり問い合わせたりしていません。
あくまで私自身の経験から推測したことを記すだけです。

また、私は現在の官庁訪問のシステムについてろくに知りません。
本記事を書く上でネットをざっと眺めた程度です。

その上で、

著者は一切責任をとりません

この点を踏まえてお読みください。

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公安調査庁の官庁訪問は第1クール初日に回った方がいいの?

まずはじめに。

公安庁に聞けば? 業務説明会とかでさ

その方が早いですし間違いありません
そしてきっと答えてくれます

その上で私見を述べます。

公安庁が「有利に扱う」と答えれば、それで終いです。
以下を読む必要はありません。

一方で「関係無い」と答えたところで建前と思うかもしれません。
就活生が疑心暗鬼になりがちな立場であり時期であるのは理解できます。
私だって大昔は同じ道を通ったのですから。

その時のために、本稿では回答を信じられるような材料を並べておこうと思います。
まず、結論から書いてしまいます。

有利不利の問題であれば初日に回る必要はないと思います

ただし本当に第1志望なら、

初日に回った方が後悔しないんじゃないかな?

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初日に回る必要はないと考える理由

理由その1 法務省というお役所の体質

こちらは人事院「国家公務員試験採用情報NAVI 採用情報・総合職試験」にアップされている「2022年度版 官庁訪問ガイド(2022.2.9掲載)」から引用した画像です。

赤で囲んだ部分に注目してください。

初日に必ず訪問しなければならないというルールはありません。

人事院としては次の趣旨で書いているはずです。

第1クールのどの日に回ったとしても省庁側は差別的取扱いをしない。

もちろん採用にあたる官庁の側からは、

不利には扱わないけど有利に扱うのはいいよね?

とか

必ず訪問しないといけないルールはないけど、訪問せずに評価されなくて困るのは就活生だよ?

とかの理屈つけられる可能性はあるんですけど。
少なくとも人事院の側は真っ当な趣旨で記しているはずです。

そして他官庁はともあれ法務省には以下の体質があります。

ルールに厳格でなくてはならない。

法秩序の維持を所管する官庁ですから。
人事院の定めたルールもその趣旨も無碍にはできません。

そして公安庁も法務省の外局。
例外ではないということです。

理由その2 むかし公安庁に官庁訪問した就活生として

私の頃と今とでは官庁訪問の方法がまったく異なります。
私の頃はルールなんてあってなきがごとしの状態でした。
なんせ、

一次試験合格発表日(7/1)には各官庁の内々定出揃ってた時代だからね!

一次試験合格発表日が官庁訪問解禁日(今で言う第1クール初日)であるにもかかわらず。
さらに最終合格すら決まってないにもかかわらずです。
実際には一次試験終了翌日から官庁訪問&選抜開始。
官庁訪問解禁日には法務省・労働省・文部省といった官庁を除いて全てが終わってました。
(労働省・文部省の理由も法務省と同じで、所管業務ゆえにルールを守らざるをえないためです)
現在より全然情報なんてなく、まさしくブラックボックスでした。

当時の官庁訪問の状況について知りたい方はこちらを読んでみてください。

君だけの青春が、ここにある
青春 サスペンス ラブコメ ハッピーエンド 成長 就活 大学生 モラハラ パワハラ 1996年 ボクっ娘 恋愛 公務員 官僚 ネトコン11感想

小説ですが、かなりの部分を事実関係に基づいて書いています。

現在と当時で同じなのは、学生達の間でこんな噂が流れていたこと。

霞が関は初日の訪問を評価する

現在の第1クール初日は、当時なら国家一種試験翌日にあたります。

私はいくつかの官庁で質問しました。

やっぱり初日の訪問って評価するんですか?

答えは官庁によってそれぞれです。
「熱意を示す材料として評価する」と答えたところも「関係無い」と答えたところも。

公安庁はどうだったか?

当時の公安庁はルール通り7月1日からの採用活動をしていました。
その頃の公安庁では原課訪問のない人事課のみでの選抜。
7月1日以前に行っても人事課の採用担当職員と簡単な面談をするだけで終わってました。

人事課採用担当職員の回答。

(試験終了翌日の)初日訪問は全く評価しません
また7月1日の午前中に当庁を訪問する必要もありません
そうしたからといって加点材料にはしません

当時の名目的・実質的双方における第1クール最初の訪問を評価しないと明言しました。
実際にもその通りの採用活動が行われたと思います。

理由その3 元公安庁職員としての視点から

私が人事課にいたのは新人時の研修代わりとしての2か月だけ。
具体的な採用計画は知りません。
しかし原課訪問の限りにおいては採用活動に携わりましたし、人事課の採用担当とも色々話しています。

その経験から言えることは、

本当に人物重視の採用ってこと

原課訪問の後、私は採用担当の職員に学生達の評価を口頭で報告していました。
(報告する制度を採っているわけではなく茶飲み話としてって感じです)
だから採用担当がどういう角度から見てどういうポイントを評価していたかは肌で知っています。
もし初日訪問を評価するなら、

彼、初日訪問してくれたんだよね

という一言を聞いたことがあってもよさそうですが、一度も聞いたことありません。

私も初日以外に初回訪問した学生の原課訪問を何人も担当しましたけど。
差異を意識したことすらありません。
人事課もまた、評価すべき人を正当に評価してました。
本当に関係無かったと思います。

人物重視の採用を言い換えると、人事課や原課の職員が気に入るかどうか。
実質的な採用決定権は人事課総括課長補佐にありますから、総括に気に入られるかどうか。
それが全てです。
初日訪問したかしないかくらいのささいなことで左右されるものじゃありません。

公安庁の採用のスタンスは私の伝え聞く範囲では変わっていません。
昔と今の違いは、昔は口で言ってたことが今はパンフにはっきり書かれるようになったくらいです。
初日訪問についても当時と同様に加点しないんじゃないでしょうか。

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しかし私は違う道を選んだ

以上より、一般論的には次の回答となります。

人気官庁や初日訪問を優先しそうな官庁を第1クール初日に回る
公安庁はその後でOK

合理的に考えるなら当然でしょう。
しかし私のとった行動は違いました。

初日に顔だけは出したよ
7月1日も初っぱなに顔出したよ

意味がないとわかっていてもです。

理由は、ただ一つ。

その方が後悔しないもん

私は事実上の公安庁専願でした。
そのくらいの第一志望。
だったら本当に有利に見るか見ないかはどうでもいい。
やれることはやっておきたいし全力を尽くしたい。
そう思っただけです。

一見して不合理な選択に見えるでしょう。
でも本当にそうでしょうか?
仮に落とされたとき「ああしておけばよかった、こうしておけばよかった」。
後悔したり悩んだりする時間の方が無駄じゃないでしょうか?
他人から見れば不合理に見えても、私にすれば合理的な選択だったということです。

もっとシンプルに考えてみましょう。
このように言い換えたなら腑に落ちるのではないでしょうか?

「どうすべきか」と「どうしたいか」

どちらを優先させるかはその人次第。
私は「どうしたいか」を選んだだけです。

そして、このこと自体はまったく評価されなかったのは先述のとおりです。

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官庁説明会には絶対に出席すべき

もし本気で第一志望だったとしても悩む理由として「採用人数の少なさ」が挙げられるでしょう

例年3~4人しか採用しないもんな……

ですが、3人なら難しくて10人なら採用されやすいなんてことはありません

役所にはカラーがあります

もちろん色んな人材がいるんですけど。
なんでしょうね? どこか通じるものがあるんです。
カラーに合うなら3人に選ばれますし、合わないなら100人いたって選ばれません。
カラーは相性と言い換えてもいいでしょう。

ですので、

官庁訪問に先立つ業務説明会には絶対に参加してください

公安庁はもちろん、それ以外の官庁もです。
参加して職員達と会ってください。
相性がいいかどうかなんて会えば自然とわかります。

私の頃は、今で言う官庁の業務説明会と官庁訪問が同時並行で進んでいく形でした。
学生の回る官庁の数に制限はなく、片っ端から官庁を回って自分向きの官庁を見つけることができました。
残念ながら現在はそういう方法が採れないので、前もって見定める場は業務説明会しかありません。

もしかしたら出席する職員は人事課しかいないかもしれません。
しかしそれでも大丈夫。

人事課窓口にいるのは将来の出世が見込まれている人達だから

相性を判断するには十分な材料となる職員達です。

もう一つ、公安庁の場合は「公安調査官疑似体験ツアー」なるものもやっています。

https://www.moj.go.jp/kouanchou/kouhou/2022taikentour.html

こうした催し物に参加してみるのもありです。

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まとめ

国家総合職試験なんて合格しても順位記した紙切れ1枚残るだけ。
なんとしても内定とらなければならないのですから合理的な方法をとるべきです。
初日優先してくれそうだったり人気あって競争率高そうだったり。
そういった官庁を先に回るべきです。

私のような考え方もあるにはあります。
だからこそ就活生さん達も私に質問してくるわけですしね。
きっと私に背中を押してもらいたいのでしょう。

ただ私は「公安庁は絶対に自分を採用する」と信じていました。
他はどうでもよかったですし、落ちたときのことなど考えていませんでした。
普通はそんなわけありません。

私はガチの発達障害者であり、誰もが認める変人。
(ネットでまともに見えるとすれば、そういう皮を被っているだけです)
そんな人間の行動を一般にあてはめようとは思いませんし、勧めもしません。

その上で、もし、

本気の本気で第一志望なら第1クール初日に回るのはアリです

公安庁では志望動機も初日訪問も加点材料になりません。
しかし、

  • どうして公安庁に入りたいのか。
  • どうして公安庁でなければダメなのか。

そこをはっきり訴えられるなら、全体として加点材料になる可能性はあります。

もう一つ。
間接的ですがメンタル面に効果を発揮するのではないでしょうか。
何も制限がないなら第1クール初日は第一志望の官庁へ行くでしょう。

公安庁が第一志望だからこそ、私は今ここにいる!

そう思えれば自信を持って面接に臨めるはず。
そして、そういった心構えは自然と立ち居振る舞いにも顕れるものです。

就活生の方達は、私の前ですと公安庁を第一志望と言わざるをえないでしょう。
実際のところは本当かもしれませんし、建前かもしれません。
私にとっては他人事ですので、どっちだって構いません。
どっちであったとしても参考になるであろう話を書いたつもりです。

あとは自分で決めること

御自身に悔いの残らない決断をされますように

キノコ煮込みに秘密のスパイスを

OBによる公安調査庁のお仕事をリアルに描いたラブコメ&サスペンス。
小説家になろうでは総合ランキングに入ったことのないド底辺のネット小説です。
一方で、
・週刊誌に「日本のスノーデン」呼ばわりでYahoo!ニュースになり。
・偉い作家先生から「乱歩賞獲れたミステリ」と絶賛され。
・出版社では「これを世に出すのは危険」とお蔵入りにされ。
あれこれ曰く付きの小説、あなたも読んでみませんか?
お気に召しましたら拡散していただけると嬉しいです。

この記事を書いた人

広島市内のパチンコホール勤務。
3号機時代からのパチンカス。
ADHD、精神障害者手帳3級所持。
慶應義塾大学商学部卒、専攻はマーケティング(広告・宣伝)
国家一種試験経済職の資格で公安調査庁に入庁。
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当。
「小説家になろう」の底辺作者。
WordPress記事は素人の備忘録です。

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