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発達障害を診てもらう病院の探し方と選び方【ADHD】

ADHD
この記事は約5分で読めます。

本稿ではアスペルガー・ADHDなどの発達障害を診てもらう病院の探し方・選び方について記します。
広島県を例に書きますが、探し方のコツについてはどこの都道府県でも概ね変わらないものと思われます。

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本稿を記した理由

ADHDについて書き始めてから時折いただく質問が「どこの病院に通ってらっしゃるのですか?」。
恐縮ですが、私のプロフィールを今一度御確認ください。

前職は元公安調査庁職員

公安調査庁は情報機関。
誰でもわかる表現を使いますと「スパイ」です。
辞めた今でも個人情報を教えたくありませんし知られたくありません。
もっとも仮にそういう身でなくとも、見ず知らずの人には教えたくない人が多いと思います。

メールにも上記の通り答えるのですが、返ってくる答は、

気持ちはわかりますし、ある意味では本当にADHDらしいとも。

別に怒ってはいないのですが、何度も同じ遣り取りするのは煩わしい。
一方で同じ悩みを抱える人は多いでしょうし、役に立てば嬉しい。
そう思い、本稿を記させていただきました。

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病院の探し方

1 県庁のホームページを見る

実は広島県の場合、そのものズバリの答えが広島県庁のホームページにあります。

発達障害の診療を行っている医療機関リスト - 広島県

自治体ごとにリストがありますので、自分の住むエリアのものをダウンロードして検討してください。

このリスト、非常によくできています。
例として、広島県人なら誰でも真っ先に思い浮かぶ「広島大学病院」を南区のリストから画像で引用します。

かなり細かい項目に分かれて記されています。
一目見れば全てを把握できるのは、なんて嬉しい。

リストの見方については、「選び方」の項でポイントを踏まえつつ改めて説明します。

なお、他の都道府県につきまして。
例えば東京都。

発達障害 東京都福祉局

お隣の岡山県。

発達障害のある人への支援 - 岡山県ホームページ(障害福祉課)

私が調べたのはこれだけですが、恐らく全ての都道府県において類似のページがあるものと思われます。
Googleで「(お住まいの都道府県) 発達障害 医療機関」のワードで検索すれば出てくるのではないでしょうか?

もし自分で検索してみてわからない場合は、県庁ないし各自治体の窓口に電話して聞いてみてください。
きっと親切に教えてくれるはずです。
インターネット音痴の自覚があるのでしたら、最初から電話でもいいと思います。

2 口コミ

私はこちらの方法でした。
身内でデイケアなど受けている方がいれば、ケアマネさんに聞いてみるといいです。
その手の情報を豊富に持っていらっしゃいますので。

3 主治医に聞く

既に診てもらっている人の場合です。
引越などで改めて病院探ししないといけないこともありますので。
紹介状を書いてもらえばスムーズに運ぶでしょう。

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病院の選び方

以下はADHD当事者としての視点から記させていただきます。
あくまで個人としてのもので、一般的なものとは限りません。
また、アスペルガーの場合も概ね同じでしょうが、全てが共通するわけではありません。

説明のため広島県の医療機関リストを用いますが、ポイントはどこの都道府県でも同じです。

先の画像を再掲します。

1 「大人の発達障害」を診てくれるかチェックする

発達障害を診てくれるといっても、全てを診てくれるとは限りません。
「大人の発達障害」は対象外になっている場合があります。

広島大学病院の「対象年齢」を見ると「初診は15才(中学3年生)まで」となっています。
つまり「大人の発達障害」は対象外です。

子供さんを診てもらうのであれば広島大学病院で大丈夫です。
しかし御自身をみてもらう場合は別の病院を探すこととなります。

実はこれ、私も調べてみて非常に意外でした。
まさか広島大学病院ほどの大病院が大人の発達障害を対象としていないなんて。
問い合わせメールにも「例えば広島大学病院とかあるでしょう、あそこが診ていないなんてありえないですから」と答えていたくらいです。
先入観をもって誤った返答をしたことにつき、この場にて頭を下げさせていただきます。
申し訳ございませんでした。

もちろん逆のケース、大人は診てくれるけど子供は対象外という病院もあります。
いずれの場合でも予約の時点で病院側から指摘されると思いますが、無駄な時間を使わないよう、可能なら予め確認しておくことを推奨します。

2 「初診までの期間」をチェックする

発達障害の診断において一般的に言われるのは「初診までの期間が長い」。
広島大学病院は「5か月」となっていますが、雑誌記事を見ていても半年待ちという数字はざらに見ます。

ただ他の病院を見ると「なし」と書かれているところも多いです。
実際には探せばあります(地域によって差があるかもしれませんが)。
待つのが嫌でしたら、そうした病院の中から選ぶべきでしょう。

特にADHDの場合、遠い予定は本能的に立てたくないものがありますし、忘れてしまいます。
私のときは1か月でしたが、それでも「うえっ!」という気分になりました。
できるだけ初診までの期間が短い病院を選んだ方がいいです。

3 「住所」をチェックする

当然ですが、家から近い場所or駅から近い場所を選んだ方がいいです。
あるいは車やバイクで通うなら、駐車場があるかどうか。
発達障害の診断を受けるまでは幾度も足を運ぶことになりますし、受けた後も薬をもらいに通うことになります。
少しでも通いやすい病院を選んでください。

特にADHD。
絶対にその過程で予約をぶっちぎります。
あるいは予約に遅れます。
少しでもそのリスクを減らすため、通いやすい病院を選ぶのは必須条件といっていいです。

4 「診療領域」をチェックする

基本的にはあまり意識する必要のない項目と思います。
仮に対象外なら、1と同様に病院の側から伝えられるはずですので。

ただ一口に発達障害といっても「ADHDは扱うけどアスペルガーは扱わない」という病院があることは知っておいた方がいいです。

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まとめ

私の場合は一点決めで何らとどこおりなく進みました。
最初から上述のチェック項目を充たしていましたので。

しかし調べてみると、病院にも色々あるものだなあと。
私自身もまた勉強になりました。

本記事がお役にたちましたら幸いです。

この記事を書いた人

広島市内のパチンコホール勤務。
3号機時代からのパチンカス。
ADHD、精神障害者手帳3級所持。
慶應義塾大学商学部卒、専攻はマーケティング(広告・宣伝)
国家一種試験経済職の資格で公安調査庁に入庁。
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当。
「小説家になろう」の底辺作者。
WordPress記事は素人の備忘録です。

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