小説家になろうにて「キモオタでギャルゲー、それって何の罰ゲーム!?」連載中!

発達障害の子供が成績伸びないとお悩みの親御さん、私が算数でつまづいた超基本的なことが参考になるかも

ADHD
この記事は約6分で読めます。

うちの子はどうして成績が上がらないのだろう?
そんな悩みを抱えた親御さんは多いと思います。
子供さんが発達障害の場合ですと、尚更。

もしかしたらですが、健常者には想像もつかないところで躓いてるかもしれません。
基本も基本、超のつく基本的なところで。
私の場合の一例を以下に記します。

なお、あくまで当事者としての見解であり、医学的知見にのっとるものではありません。
お医者さんからの御意見賜れれば嬉しいところです。

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私が算数で躓いたこと

中学受験に目覚める

小学6年の秋。
私は突如として中学受験に目覚めました。
理由は、

行く予定の公立中学が広島一と呼んで過言じゃない「ヤンキー学校」だったんだ……

入ってくる噂は何もかもがひどいもの。

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「BAD BOYS」は広島のヤンキーを描いた漫画ですが、これが全然フィクションじゃない。
キングで第1話載ったときは「わしらがおる!」と騒ぎになったくらい。
田中宏先生が私の中学を聞けば「ああ……」と頷くでしょう。

というわけで叫びました。

お母さん、塾に行かせて!

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算数で毎回最下位連発を繰り返す

塾は日曜日の週一回。
4科目のテストを受け、終わった後にテストに基づいた講義というシステムでした。
当時の広島ですと中学受験実績1位だった記憶があります。

学校では常に100点で神童扱いされていた私。
中学受験も余裕だろうとなめてました。

しかし結果は、

算数、毎回0~20点……

生まれてはじめて勉強で挫折しました。

他の科目はよかったんです。
国語はトップ、社会も上位、理科もそこまでひどくない。
ただ算数だけはぶっちきりで悪かったです。

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私は誰からも理系と言われる

これだから文系はwww
頭悪すぎwww

もしかしたら、こんなマウント取りされるのかもしれません。

しかし別に算数が苦手なわけじゃありません。
むしろズバ抜けたレベルで一番の得意科目でした。

私が文系に行った理由は、

文学部で女の子達に囲まれてチヤホヤされたい!

今でも、この決断は悔やんでいます。
文学部全部落ちて、行ったのは理系よりも女子の少ない商学部ですから。
(数学で受験できるので万一のために受けておいた)

まあ、そのくらいに算数・数学は本来得意という話です。
そんな私がどうして塾では最下位近くをうろうろしたのでしょうか?

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「X」と「Y」が何を指すのかわからなかった

答えは、

問題文に書かれてる「X」と「Y」の意味がわからなかったためです

XとYは連立方程式に使われる代数ですが公立小学校では教えません。
そのため問題文の意味すらわからず何を問われているかがわからなかったんです。
解答も暗号にしか見えませんでした。

習ってないものはできなくて当たり前じゃん?

そう思われるかもしれません。
しかし私は「鶴亀算」はできました。

Wikipediaの例題。

ツルとカメが合わせて8匹、足の数が合わせて26本であるとき、ツルとカメは何匹(何羽)いるか。ただしツルの足は2本、カメの足は4本である。

当時の私ですと、

○+×=8
(2*○)+(4*×)=26
⇒ ○=3、×=5

こんな風に普通に解いてました。
やっていることは連立方程式の解法と全く同じです。

つまり、理論そのものはわかっている。
ですが、

「○と×」が「XとY」と同じであることがわからなかったんです!

このことに気づけてからは算数も一気に伸びます。
まさに中学受験直前ぎりぎりでした。

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他のことでも、同じ経験がある

今になって思うのですけど、これって発達障害に伴う一種のLDなのかなと。
お医者さんのサイトから引用します。

教育の機会、教育方法、文化的要因、本人の努力不足と関係なく、知的水準に比べて極端に学力が劣り、科目間のばらつきがみられる子どもをLD(learning disability=「学習障害」)と呼んでいます。神経心理学的知見に基づいて、1970年代頃から使われている概念ですが、これらのうち、授業に集中できず、落ち着きを欠くなど、行動上の問題を抱える子どもはADHDと重なっている概念と考えられます。
学習能力の正常な習得パターンが発達早期から損なわれており、「書けるが読めない」、「読めるが書けない」、「算数操作を行うことのみが困難である」などのLD的要素をもつことも少なくないのです。

引用:ながうしクリニック「発達障害(注意欠陥・多動性障害・広汎性発達障害など)」

わかってはいる。
だけど別の次元で躓いてしまっている。
当然、本来の能力より成績が悪くなります。

同じことは他の分野でもありました。

例えば、本サイトで採り上げているサイト構築関係(WordPress)。

/path/to/wordpress

この記述は「WordPressフォルダまでの(あなたの環境における)パス」という意味。
「あなたの環境」は各人によって違うからこうした書き方をするわけですが。
それがわからず「/path/to/wordpressと入力してるのに動かない!」
しばらくそんな時期がありました。

つまり、

勉強そのものではなく、それ以前の段階で躓いてしまっているんです……

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まとめ

「XとY」と「○と×」は同じ。
普通の人ならすぐに気づけそうなものです。
しかし私は数ヶ月気づけませんでした。
発達障害は応用力にかけるきらいもあるそうですし、もしかしたら特質なのかもしれません。

だとすれば、ほんの少し絡んだ糸をほぐしてやれば一気に上がる可能性があります。

「何がわからないのか」に耳を傾けてあげて、じっくり根気よく原因を探ってみてはいかがでしょう?

ただ悩んだり、努力が足りないとせっつくよりは実効性があるのではないか。
知っていてもわかっていても答えられない経験をしばしばする。
私としてはそんな風に考えたりします。

なお、中学受験は結局できませんでした。
広島の中学御三家は広大附属・広島学院・修道。
算数伸びた時点で私立の広島学院と修道は合格できるかもでしたが、国立の広大附属には足りないくらい。
私立合格しても学費払えるお金なかったため受けさせてすらもらえませんでした。
(附属は受けてもいいと言われましたけど、私が「だったら附属もいい!」と受けませんでした)
もっともヤンキー学校で揉まれたおかげでバイタリティーはつきましたし。
それはそれでよかったかなと思ってます。

この記事を書いた人

広島市内のパチンコホール勤務。
3号機時代からのパチンカス。
ADHD、精神障害者手帳3級所持。
慶應義塾大学商学部卒、専攻はマーケティング(広告・宣伝)
国家一種試験経済職の資格で公安調査庁に入庁。
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当。
「小説家になろう」の底辺作者。
WordPress記事は素人の備忘録です。

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