なろうから作品書く以外は5年くらい離れてた私。
最近になって事情を久々に調べてみたらポイントクレクレが壮絶になっているとか。
そこの賛否について口を挟むつもりはありません。
ただ、
活動報告や後書きに記す文章には注意を払ってください
小説家になろう運営は非常に厳しいです。
規約を破れば書籍化作家だろうと底辺作家だろうと区別ありません。
断固としたペナルティーを下します。
もしBANされたらポイントも何もありません。
最大の発表の場、チャンスを掴む場を失うことになります。
本稿では「こんな一言で?」という規約違反でBANされた作者の話を紹介します。
経緯
作者の名は杉浦明日美さん。
昔からの女性なろうユーザーでしたら聞き覚えのある名前かもしれません。
「勇者が魔王に負けまして。」「硝子の瞳のあなた」がなろうにおける有名作でした。
どちらも当時の基準でメジャーとされる1万ポイントを超えていました。
特に後者は私のおすすめ、上サイトで読めます。
杉浦さんは、私がなろうで作者追いしていた数少ない作者。
また、私が本物の底辺時代(100pt未満)からお付き合いいただいていた創作仲間でもありました。
ある日、杉浦さんからTwitterのDMが届きました。
その直後、DMに届いたのと全く同じ文面でツイートが流れました。
なろう運営に「評価が7000になったら、感謝の短編を執筆します。」の一言が規約違反という事で、警告なしにID一発削除をくらいました。
評価を促したりすることはいってはならないそうです。言ってくれればいくらでも削除したんですが、それもなしに削除くらいました。
皆様も、お気を付けて。— 杉浦明日美 (@nyannkozuki) October 13, 2015
なろうにアップしていた小説は全部ぱあ。
ああ……警告もなかったので、バックアップもなにもとってません。
もうショックが大きくて、何をする気もおきません。
とりあえず、評価を促すような文言は一発アウトです。みなさま気をつけて下さい。— 杉浦明日美 (@nyannkozuki) October 13, 2015
たぶん、「評価いただけると励みになります」でもアウトだと思われ。
ID削除は知らなかったとはいえ規約違反していたから仕方ないとしても、バックアップとりたかったよ……。小説ぜんぶ消えちゃった……。
今日更新予定のもぜーんぶ、消えました。— 杉浦明日美 (@nyannkozuki) October 13, 2015
読んだ私も呆然としました。
不幸中の幸いとして、バックアップだけは私が持っていたので復元できましたが……。
なろう運営って、ここまで厳しいの!?
規約違反となった文言
具体的に規約違反とされたのは、次の一文です。
抵触したのは次の規約条項。
第14条 禁止事項
15 一人又は複数のユーザが、本サイト内外を問わず、特定の作品に対する評価を依頼する文章を掲載する、又はメッセージで送信する行為。
ただし、本サイトの評価システムの信用を毀損する恐れがないと判断される行為は除く。(小説家になろう「利用規約」より引用)
つまり、次のように解釈されたわけです。
みんなポイント入れてね。7000いったら短編書くから!
「ポイントクレクレ」なり「ポイント乞食」の扱いです。
なろう作者は規約の抜け穴突くべく策を張り巡らすので仕方ない部分もあるのですが……。
杉浦さんの場合は、
「評価が○○○○になったら、感謝の短編を執筆します」
という文章を書いただけ。
通常は「区切り」と解するのが自然だと思います。
もちろん本人に悪気ありません。
ポイントねだりと読めなくもありませんが、むしろ曲解と呼ぶべきでしょう。
この程度のどうにでも解しうる文章でBANは厳しすぎると思いました。
まず最初に警告があってもいいのではないかと思います。
ただ付け加えるなら。
杉浦さんは活動報告で読者とトラブルになって警告受けた記憶があります。
3回目の警告だったのかもしれません。
背後に隠れた「なろうの闇」
いずれにしても恐ろしいのは、
杉浦さんを規約違反として通報した人がいるという事実です
運営は基本的に通報がないと動きませんから。
まさに「なろうの闇」です。
表現という意味でも、敵を作らないという意味でも。
くれぐれも立ち居振る舞いに御注意ください。
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