「パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!」(このすば)設定6のグラフ・特徴・ホールの評価

パチンコパチスロ
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本稿では「パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!」(サミー)の設定6のグラフをいくつか紹介します。
あわせてホールから見た本機の評価を記します。
なお店舗の特定を避けるため何かしらのフィクションは交えています。

文中・アイキャッチの画像につき、
(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会, (C)Sammy

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このすばの設定6は読みづらい

このすばの設定6はかなり読みづらいです。
まずはどのくらい読みづらいかを示すエピソードを紹介します。

とある特定日。
私からみると、当日はこのすばに絶対に設定6を入れるべき日でした。
それなのにグラフはマイナスに終わります。

翌日、部長に苦言を述べました。
部長は直接の設定担当者ではありませんが、その上の監督的な立場にあります。

利益とってる場合じゃないでしょ!
このすばに設定6入れられないほど今月ノルマきついんですか?

昨日のあれ……6です

えっ!?

ついでに今日も6です……
店長、意地になって据え置きました……

ええっ!

私だって店長だって昨日が6入れるべき日だったのはわかってます!
だけど出ないものはしかたないじゃないですか!

私が悪かったです!ごめんなさい!

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このすば設定6のグラフ

縦軸は枚数で1000枚単位。
横軸はゲーム数です。

まず、不発に終わった二日間の設定6のグラフ。

1日目。
1000枚ちょっと出たところから幾度も天井食らってマイナス。
ピークからのマイナスは2000枚ちょっと。
私がまさか設定6と思わなかったのも無理ないと思いませんか?

2日目。
前日と同じくピークから2000枚の吸い込み。
ただし底を打ってから捲る。
下り坂の間は当たりまでのゲーム数かかっているものの、枚数とれてるおかげで角度がなだらか。

いかにも設定6なグラフも紹介します

当たりが早く完全盗破数回の右肩上がりで3000枚オーバー。
AT機というよりジャグラーの高設定みたいなグラフです。
これでも天井に1回いってます。

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このすば設定6の挙動と履歴・グラフからの設定判別

部長のコメント。
収支面からの総評。

なんだかんだと設定6は安定してます
基本的にはお客さんが勝ちますし、負けたとしても軽傷ですみます

ただし、私がデータを見ての感想。
履歴やグラフから設定6を正しく見抜くのは、まず無理です。
設定が上でも下でも全ては引き次第。
実際に打ってみて挙動や確定演出で判断するしかありません

ぶっちゃけ、

「出たら6」でいいと思う

出たら6って言葉は嫌いなのですがしかたありません。
前項3つ目のグラフは6の見本のようなグラフですね。

あるいは

「ひたすら右下がりなら設定6以外」とは言えるかも?

設定6ならどこかで見せ場があります。
1番目のマイナスで終わったグラフも止め時次第ではプラスで終われたわけです。
ある程度回って全くいいところのない台が設定6の確率は低いです。

グラフや履歴を見るときの注意点を一つ。

このすばの設定6は当たり前に天井へ行きます。
運が悪ければ何度でも行きます。

一旦天井に行ってしまうとそのまま終日放置という状況もざらにあるので強調しておきます。

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ホールから見たこのすばの評価

部長曰く、

神台です

動くし、売上も利益もとれるし。
何より、設定わかりづらいにもかかわらず打ち続けてもらえる。
誰かが捨てても追いかけられやすく動き続ける。
客層も選ぶようで選ばない。
絶妙なレベルでバランスがとれており、ホールとしては満点評価を与えられます。

6.5号機やスマスロが主役になっても稼働を続けているのはすごいとしか言いようがありません。
他の機種は特定日以外の稼働はすっかり終わってしまったというのに。
それでいて販売台数は3000台と少ないし今後増産することもない。
間違いなく認定まで使える機械です。

一方で部長の本音。

コンテンツについては小説家になろう恐るべしと思います
これはこれでアリなんだろうとも思います
でも、こんなのスロじゃないです

私もスロ打ちとして部長の感覚はわかります。
だから他店では見送った選定者が多かったのでしょう。
何かの抱き合わせとして強制されたわけじゃないから、すすんで買う必要ありませんでしたし。

さて、スロじゃないのに市場で受け入れられた。
このことは、このすばを好きな層にとって「スロらしさ」が求められていないともいえます。
何が面白いかは店でなく客が決めるというのを示した機械かもしれません。

客層について私から補足。

いわゆるアニオタやなろう系大好きだけじゃない
どう考えてもこのすばを見てないであろう年輩客が意外に好んで打ってるんだよね

目押しがいらなくて、わちゃわちゃして楽しそうで、叩きどころ多くて。
直接の理由としてはこの辺と思うんですけど。
20スロで遊び打ちしたい層にとってはちょうどいいコイン単価なのも大きそうです(設定1で2.4円)。

「サクラ大戦 熱き血潮に」を打ってた人が後継機として楽しんでいることも考えられます。

(C)SEGA イラスト:松原秀典, (C)Sammy

「サクラ大戦 熱き血潮に」はこのすばのプロトタイプと思料されるパチスロ機。
出たときは酷評でしたが、版権人気もあって四十代以上の客達から地味に支持され続けました。
その客層がそのままスライドした一面もあるかもしれません。

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まとめ

実はこの記事を書きかけたのは半年前の夏、6.5号機の導入前でした。
恥ずかしながら、途中でめんどくさくなって放置してたんですけど。
6.5号機入って、スマスロ入って。
それでもなおほとんど変わらない内容のまま記事を出せたところにこのすばのすごさを実感します。

本記事が皆様の何かの参考になりましたら幸いです

天満川鈴
この記事を書いた人

慶應義塾大学商学部卒
1997年公安調査庁にキャリアとして入庁
在職時は国際テロ、北朝鮮を担当
特に現場(スパイ工作)で実績を挙げ庁内表彰を受ける
2004年介護のため退官。

ADHD、精神障害者手帳3級所持。

WordPress記事は素人の備忘録です。

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