きのここらむ

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ベラルーシで日本人がスパイ扱いで拘束された事件について情報機関員だった元キャリア官僚が思うままにつらつら書いてみる

ベラルーシの国営テレビは2024年9月4日「日本の情報機関員が拘束された」と報じました。容疑は「ベラルーシ軍の施設や配置などについて情報を収集し、日本の情報機関に送った」。いわゆるスパイ行為です。これ...
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公安調査庁における虚礼廃止、そしてバレンタインデー・ホワイトデーの義理チョコとお返しをめぐるシステム

先日、Twitterで義理チョコをめぐるトピックがトレンドに上がりました。元ネタの記事はこちら。消えゆく「義理チョコ」 女性の8割が職場で「あげたくない」内容が一目でわかる見出し。なかなかに衝撃的です...
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公安調査庁の官庁訪問は第1クール初日に回った方がいいの?

公安庁を志望する学生さんから、以前にこんな質問を受けました。初めまして。公安調査庁に興味がある大学生です。先日、無事に国家総合職試験の一次試験を突破したのですが、官庁訪問の訪問日程を悩んでいます。公安...
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ひろゆきの旧統一教会叩きがどれだけいい加減なこと言ってるか、頭悪いパチンコ屋の店員が論破してやんよ

安倍晋三元総理銃撃事件を契機に巻き起こった旧統一教会バッシング。7月15日、実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が「Abema Prime(アベプラ)」で述べたコメント。80年代は統一教会っていうと“霊...
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公安調査庁における海外勤務について色々と語ってみる

公安調査庁(以下、公安庁)の採用パンフレットでは「自身を磨き、ワールドワイドに活躍」と海外勤務できることをアピールポイントとして掲げています。就職を希望する側にとってもまた魅力の一つとなりうるでしょう...
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「公安調査庁は霞が関なのに本当に残業がないの?」「はい、ありません」

ブラックで知られる霞が関。朝の3時や5時に役所を出るなんて当たり前です。最近では「ブラック霞が関」なる本まで出ました。ブラック霞が関posted with ヨメレバ千正 康裕 新潮社 2020年11月...
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昔は地図にすら載っていなかった公安調査庁の恵比寿研修尞

ただいま公安庁次作の執筆中。公安庁は恵比寿に研修尞を持っています。新人は5月の一ヶ月間寝泊まりして、キャリア・ノンキャリア一緒に共同生活を送ります。その光景を描こうとGoogleを検索しました。調べて...
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公安調査庁を官庁訪問するにあたって読んでおきたい本・資料5冊

本稿では、公安調査庁を官庁訪問するにあたって読んでおきたい本・資料4冊とプラスアルファを紹介します。面接対策にお役立てください。1 内外情勢の回顧と展望1冊目は、公安調査庁の出している「内外情勢の回顧...
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公安調査庁で人気のあった雑誌ランキングベスト5(ただし私の主観)

公安調査庁(以下、公安庁)の本庁では多くの雑誌・週刊誌を各課に取り揃えています。いわゆる総合情報誌系は会員制のものまで含めて、メジャーどころは揃っています。あくまで私の働いていた頃の話ですが、今も変わ...
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公安庁で優良報告勝ち取りたければ、まずは調査課題を読みましょう

本稿は公安調査庁(以下、公安庁)職員向け、内部向けの記事です。そんなもの書くつもりなかったんですけど、元記事から切り離したらそうなってしまいました。タイトルはともかくとして、ただ切り離しただけなのが本...
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漫画「ヒカルの碁」と「公安調査庁に入りたいならやっておいた方がいいこと」

「公安調査庁に入りたいのですが、やっておいた方がいいことはありますか?」、同庁OBの私がしばしば受ける質問です。その答えの一つとして「ヒカルの碁」を挙げてみました。スパイ仕事と「ヒカルの碁」に果たして何の関係があるのでしょうか?
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北朝鮮の「スリーパーセル」論争について元公安調査庁職員が考察してみる。

「スリーパーセル」論争(以下、本件論争)を覚えていらっしゃいますでしょうか?3年前、国際政治学者の三浦瑠璃氏がテレビでスリーパーセルなるものの脅威を唱え、右も左も巻き込んだ論争に発展したものです。本稿...
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