炊飯器(炊飯ジャー)で保温したごはんの臭い、気になりませんか?
保温せずに冷凍するか食べ切ればいいのですが、いつもそういうわけにもいかないでしょう。
本稿では、この問題を解決する魔法のアイテム「備長炭」を紹介します。
いわずもがなの消臭に定評のある備長炭。
実際に使ってみたレポートをお届けします。
我が家の炊飯環境
自作パソコン系の記事を書く場合はパーツ構成を書くのがお約束。
炊飯器もこれにならいテンプレとして記してみます。
本題にしか興味のない方は本項を飛ばしてください。
炊飯器
炊飯器は、次の2つを使っています。
匠純銅おどり炊き ECJ-XP1000A(三洋)
今は亡き三洋が生みだした、最高級炊飯器の元祖であり頂点を極めし製品。
詳しくは以下の記事に記しています。
ふっくら御膳RZ-VW3000M(日立)
日立の数代前の最高級炊飯器。
しかしなぜか同メーカーの2番目の炊飯器以下の実売価格で流通しており、コスパ超抜群な商品でした。
レビューは以下の記事に記しています。
浄水器
アルカリイオン整水器 TK7208P-S(Panasonic)
浄水だけでなくアルカリイオン水まで作ってくれる優れもの。
ご飯を美味しく炊けます。
家庭用としては、かなりの高性能だと思います。
現在は新型が出ています。
Panasonic アルカリイオン整水器 TK-AS30-W
Amazonの商品ページに比較表があるのですが、デザイン以外の違いは浄水性能のようです。
整水機能は変わらないみたいですので、特にこだわりなければTK7208P-Sの中古でいい気がします。
お値段が倍違いますし、私も7年くらい使っていますが壊れていませんので。
備長炭導入までの我が家の炊飯・保温状況
先に記した二つの炊飯器、いずれも炊きたては文句なく美味しいです。
しかし保温すると劣化が激しい。
ご飯が黄ばみ、ニオイが出て、納豆やカレーなどでごまかさないと食べられたものじゃなくなります。
そもそも高級炊飯器を使うくらい味にこだわるなら、保温機能を使わず炊いた分だけ食べきってしまえという話。
実際に保温機能なしで割り切った、少人数向け炊飯器も販売されています。
HITACHI おひつ御膳 IH炊飯器 RZ-BS2M(N)
ただ東芝の真空保温のように、時間が経っても割と美味しく食べられるだけの保温機能を備えた炊飯器も売られています。
以前に東芝の炊飯器を使っていた身としては、保温しても美味しく食べたいもの。
そして東芝のハイグレード機は味もいい。
現在の炊飯器を手放して東芝を買い直すかまで考えました。
備長炭を試してみよう
ここで思い出したのが「備長炭」。
今から三〇年くらい前、備長炭を入れて御飯を炊くのが流行しました。
美味しくなるとかなんとかで、私が大学進学で上京するときも母に持たされたほど。
もしかしたらいけるかも。
藁にもすがる思いで試してみることにしました。
しかし百円ショップに行ってみると売っていない。
以前は売っていたはずなんだけど。
やっぱり只のブームだったのかな?
だけど実際に試してみないと気が済まない。
続けてネットショップを検索してみます。
やはり「炊飯用」と銘打たれた商品は少なかったのですが、あるにはあり。
私が選んだのは次の商品でした。
まずはクエン酸で炊飯器を洗浄
保温時のニオイや黄ばみの原因となるのは雑菌。
そのためまずは元から絶つべく、クエン酸で炊飯器を洗浄します。
ポットや食器洗い機洗浄用と書かれていれば大丈夫と思います。
書かれていなくても大丈夫とは思いますが……。
保温したごはんのニオイにお悩みの方。
洗浄後の初回炊飯については確実に効果あります。
まずはクエン酸洗浄から試してみてください。
(私の環境だと2回目以降は効かないので、備長炭を採り入れた)
備長炭を試した結果は……成功!
おどり炊き匠純銅に備長炭を入れてごはんを炊いてみます。
もともと美味しく炊ける炊飯器な上に浄水を使っているので、炊きあがりの味についてはさほど差を感じませんでした。
しかし、
これまでは半日程度でもニオイが出てしまっていたのが、丸一日保温してもニオイが出ず。
納豆などでごまかさなくても、ごはんのまま食べられました!
保温すると乾燥してしまうのですが、そこは仕様なのでしかたない。
その上での話です。
匠純銅をずっと使っていこうと決めた瞬間でした。
しかし炊飯器によるらしい
残念ながらふっくら御膳の方では効果ありませんでした。
つまりニオイが発生しました。
これは私の推測ですが……スチーム保温が原因なんじゃないかと。
原理的にはありえないでしょうしメーカーからもお叱りを受けるでしょうが。
匠純銅との違いはそれくらいしか思い浮かびませんので。
私の環境だけかもしれませんし、あくまでも推測であることは強く強調しておきます。
備長炭を使う場合のコツ
普段通りの分量で炊くと、かなり固めに炊きあがりました。
(どちらの炊飯器でも同じ)
なお水温や米の種類にもよるでしょうし、私の環境だけかもしれないことは付け加えておきます。
購入にあたっての注意 ~備長炭の定義
しかし実際にはそれ以外の材料でも「備長炭」として売られています。
この点はくれぐれも御注意ください。
ウバメガシ以外の備長炭でも効果があるのでしたら、用はなすので構わないのですが。
残念ながら私はわかりません。
まとめ
これにつきます。
どうして流行らなくなってしまったのか謎なのですが……。
ただのブームで終わらせてしまうにはもったいないアイテム。
本記事を読まれた方にはぜひ一度お試しいただきたい。
仮にうまくいかなくても出費は1000円強ですし、大した負担にはならないものと。
もしうまくいったらTwitterなどで広めてください。
私が次に必要となったとき、もっと手軽に買えるようになるように。
コメント