私が小説を書き始めたとき参考にした作品

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小説・創作

本記事では、私が小説を書き始めた際に参考とした小説2つを紹介します。
同時にお薦めのラノベでもありますので、興味ある方は読んでみて下さい。
ラノベの公募を考えている方にも参考となると思います。

本記事を書いたきっかけ

以下のような質問をいただきました。

・書かれる際に参考にされた小説などはあったのでしょうか?興味からというのと、もし存じない作品なら読んでみたいという思いも少しあります(笑)

拙作「キノコ煮込みに秘密のスパイスを 」(以下、キノスパ)の感想に添えられていたものです。
従って「(キノスパを)書かれる際に参考」という意味なのですが、私の初めて書いた小説はキノスパ。
どちらで受け取っても同じ答えとなりますので。

また、「小説家になろう」の交流においても時々聞かれた質問。
ちょうどいいかなと思って記してみました。

参考にした作品

1 変態王子と笑わない猫。(さがら聡)

2 はたらく魔王様!(和ヶ原 聡司)

2作品を参考にした理由

いずれもアニメ化までされた超有名作であり、ライトノベルの新人賞受賞作品です。
(前者はMF文庫Jライトノベル新人賞、後者は電撃小説大賞銀賞)

私がこの2作から学んだのは「構成」。
とにかく作りに無駄がなく、台詞にしろ地の文にしろ、書かれている文章には機能が与えられている。
読んでいて、すっとプロットが頭に浮かぶ。
新人賞を獲るには、ここまでキレイに無駄なく構成しないといけないんだなあと感心したものです。

キノスパを初稿で書き上げた時点で、相方の楓が言った言葉。

これは『小説』じゃなくて『読み物』だよね。面白いには面白いけど、好奇心や知識欲を満たす面白さ。物語を楽しまさせてくれる面白さじゃない。

結局、私も他の公安小説の書き手と同じになってるんだな。
そう反省して研究に取り組み、ヒントを得たのが上2作。
物語を進めるのに不必要な知識やエピソードは極力削り、台詞や地の文で機能していない箇所も削り、再構成しました。
後にキノスパの構成が一般文芸のプロからすら絶賛されたことを考えると、得た物は非常に大きかったと思います。

自分が楽しみたいのか、他人を楽しませたいのか。
前者なら好きに書けばいいけど、後者なら自分の伝えたいことをわかってもらう工夫をしなくてはならない。
自分の書きたいことを、書きたいからという理由だけで全部書いてはいけない。
そのことを教えてくれた2作品です。

どちらの作品も「5巻くらいまでは」自信を持って推薦します。
それ以降はスカスカになる感が否めないので。
ラノベで大事なのはきっと速さと量なんだろうな。
そう思わされた次第です(汗)

追記 スパイor警察小説は反面教師

恐らく質問された方は「スパイor公安小説で」という意味で聞いているのだと思いますが……。
残念ながらプラスの意味で参考にした作品はありません。
少なくとも日本国内でインテリジェンス小説とされるものは全て反面教師です

と言いますのは、

  • 誰が何を話しているのかわからない。
  • 業界用語や知識がやたらと多く、知っているはずの私すら読んでいて辟易する。
  • 構成に無駄が多く、ぐだぐだ感がある

これらの理由により、読んでいて物語がまるで頭に入ってこないからです。
「小説」ではなく「読み物」というのが正直な感想。
こうした小説は「警察の公安(警察庁警備部)」の宣伝本。
リークを垂れ流しているだけですので、仕方ないといえば仕方ないのですが。
ある程度目を通しましたが、読者として楽しめたものは一冊もありません。

そんなインテリジェンス小説の中でも、他の人達の感想から、恐らくまともに小説になってるんだろうと思料されるのが「プラチナ・ビーズ」。
キャラが立っており、はまるとか。
しかし私は冒頭が冗長に感じ、挫折してしまいました。

面白そうなので、機会があれば再度挑戦してみたいとは思っています。