日本でも着々と広まりつつある新型コロナウイルス。
過去に国のお役人だった私としては、政府の後手後手も「(色んな意味で)何年経っても変わらないんだなあ」という目で眺めていたりするのですが。
だんだん他人事じゃなくなってきた気がします。
本記事では私の働いているパチンコ店で起こった現象について記します。
自店で起こったこと
マスクの転売がネット上の話題になり始めたのは1月中旬頃からでしょうか。
1月末には、マスク1箱4万円というニュースまで流れました。
上のニュースを見た直後、部長と話す。
実は問題が生じまして……
しかたないので申し出た人に渡す方式に切り替えたんですけどね
既に在庫がつきかけていて、次の入荷まで10日は掛かると言われています……
パチンコ屋でトイレットペーパーを全部持ち帰る客というのは割といます。
ただ、これはむしろ「負けた腹いせ」。
「せめてトイレットペーパー代だけでも取り返す」という気持ちもあるにはあるかも知れませんが。
パチ屋の店員として当然止めていただきたいのはもちろん。
私自身がこの被害に遭って、泣く泣く手で拭いて出たこともあります。
一方で同情の気持ちが湧かなくもない。
哀れむというのが正しいかもですけど。
しかしサービス用のマスクを全部持ち帰るのは、ちょっとトイレットペーパーとは違う気がします。
お店で手に入らないから持ち帰るのか、転売するために持ち帰るのか。
いずれにせよ「実利」が動機なのがハッキリしているだけに寒々しいものがあります。
もちろん、私も底辺の1人ですけど!
それでも困ってる人に1枚ずつでもいいからマスクが行き届いてほしい。
そのくらいの感覚は失わずにいたいものです。
ただし……自虐を込めてパチンカス呼ばわりもしましたが、もしかしたら最初から客じゃないかもしれません。
ホールが配布サービスをやってるの知っていて、最初から持ち逃げ目的で店に入ってくる人とか。
可能性としては否定できないわけで、もっと怖くなります。
なお、パチンコ店のマスク配布は単なる慈善だけで行っているものでもありません。
客からスタッフに、あるいは客から他の客に伝染るのを予防する。
いわば自店を守る目的も兼ねています。
あるいは節度を守って持っていってください
日本政府も悪いと思う
新型コロナウィルスの陽性反応者が立ち寄ったということで臨時休業に踏み切ったパチンコ店も出たそうです。
政府はこれ以上パニックが加速する前に何とかしてくれませんか?
特に経済産業省。
ネット通販業界を所管する経済産業省も「価格は需給で決まるもの」と通販事業者や出品者に価格の適正化を要請することには後ろ向きだ。
引用:産経新聞:通販サイトでのマスク価格高騰、政府対応は後手に 経産省「価格は需給で決まる」
ようやく動き出したみたいですが、この呑気なツイート。
マスクを慌てて買い置きしなくても大丈夫です。厚労省や企業の皆様と連携し、毎週1億枚以上、お届けできるようになりました。花粉症などマスクの必要な時期が続きますが、風邪や感染症の疑いのある人にマスクを届けるため、ご協力をお願いします。#マスクの使い方を考えよう #新型コロナウイルス対策 pic.twitter.com/LikIwPqi5r
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) February 12, 2020
1億という数字だけで信じてもらえると考えたのなら、とことん私達をバカにしくさってますよね?
これだから、官僚は……。
「自分が一番偉い」と思うのも大概にしてほしいです。
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