本記事は、私がADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を受けたという内容です。
自称ではなく、病院で検査を受けての結果。
現在、自立支援医療と精神障害者手帳の申請中です(※取得済)。
大人の発達障害は他にも苦しんでいる方が多いと考え、あえて告白するとともに気づくまでの過程を記します。
特に私は元キャリア官僚の上にインテリジェンス・オフィサー(スパイ)。
珍しいのもさることながら、何よりも正確性と注意力が求められる仕事に就いていた点でかなり珍しいかと。
どなたかのお役に立てれば幸いです。
ADHDの診断を受けた私という人物
私をリアルで知っている人は「えっ!」と驚く方も少なくないと思われます。
他人からよく言われる評価はこんな感じ(特に役人になって以降)。
こちらの印象が強い方は驚くでしょう。
一方で、こんな風にも評されます。
こちらの印象が強い方は「ああ、やっぱり」だと思います。
特に私の部屋を見たことがある人は全員納得するはずです。

ゴミ屋敷……
掃除のテクニックそのものは恐らく常人以上。
同棲していた彼女から主婦並みの家事は仕込まれています。
でも片付けられないんです。
いずれにしても、次の形容は多かれ少なかれ誰からもされます。

変人……
自分では普通のつもりなんですけど。
生まれつき変人なんだから仕方ないと、この年齢になって納得しました。
ADHDに気づくまでの道のり
ネットのセルフチェック
必要があって、統合失調症と境界性人格障害につき調べることになりました。
ただ私は元々好奇心旺盛でして。
興味から人格障害全般を調べ始め、さらに発達障害へ対象が移ります。
それまでの私は、

発達障害=アスペルガー症候群のこと?
このくらいの感覚。
ADHDなる概念も初めて知りました。
(言葉を目にしたことはありましたが、その程度です)

注意欠陥・多動性障害? よくわかんない?
なんかADHDのセルフチェックがありました。
https://adhd.co.jp/otona/selfcheck/ リンク切れ
お約束でやってみたところ、その結果に驚愕しました。

ほとんど全部あてはまるじゃないか!
1つや2つは誰でも当てはまって当然。
しかし18項目のほとんどが当てはまるのはおかしい。
真面目にADHDについて調べ直す。
過去の人生を振り返る……あまりにも思い当たる節が多すぎる。
すぐさま精神科の予約をとりました。
しかし診察は1か月後。

待ちきれない!
今思えば、この発想が既にADHDそのものです。
私は予約や約束といったものが全てダメ。
そのため予定を組むことができません。
待ちきれなくて耐えられないのと、平気で遅刻or忘れてしまうので。

一見して慎重に見えるのは、自らの特性を自覚しており最初から約束しないからだよ
約束しなければ約束を破ることもありません。
もっとも原始的で確実な対処法です。
診察1回目
医者からは次のように言われます。

ネットのセルフチェックくらいでは何とも言えません。
とりあえず検査してみて、その上で数回の問診重ねて判断ですね
3日後に検査の予約、2週間後に検査結果を教えてもらう診断の予約。
その上で、次のことを聞かれました。
- 自分がADHDと疑う具体的な事情(生い立ちから現在に至るまでの具体的エピソード)。
- ADHDであるとして実生活上困っていること。
- 過去に鬱で同病院を受診した時のことと経過を改めて聴取。
さらに、

もしADHDの疑いが強まれば投薬治療を開始することになります
検査当日
案の定というか、すっかり検査の予約を忘れていて大遅刻しました。
やらされたのはIQテストみたいな感じのもの。
ただIQテストの割には、苦手な分野があることに気づきます。
特に壊滅的だったのは、
- 口頭で言われた数字を逆から並べ変えるテスト
- 2枚の絵の間違い探しや積み木を示された模様通りに並べるテスト

なんで私、こんな簡単そうなことができないの?
例えるなら、色覚テスト。

私は緑系の色弱で、描かれているはずの模様がどんなに目をこらしてもわかりません。
だからといって生来のものなので、努力ではどうにもなりません。
これと同じ感覚でした。
診察2回目
医者が重苦しい口調で「残念ですが」と前置きしました。

検査からは、ほぼADHDという結果が出ました
今後、発達障害の治療は長期にわたって続きます

あうっ!
具体的にも色々聞いたのですが、正直よく理解できず。
知能・知識が高い割に極端に低い分野があるとかなんとか、そんな話でした。
自分でもテスト受けていてわかったくらいですので、きっとそうなのでしょう。
問診重ねてどころか、あっけなく診断されてしまいました。
次いで自立支援医療制度の説明。
ADHDの場合、広島市だと薬代が無料になるとのこと。
ああ、なんてありがたい。さすが我が愛する広島。
「障害者申請は半年経ってからね」と言われます。
治療開始は任意ということなので、自立支援医療の認定下りて開始することにしました。
その後は医者の指示によりカウンセラー(?)に付き添ってもらい、診断書とか色々手続をとりました。
区保険事務所での自立支援医療・精神障害者保健福祉手帳交付申請
診断書ができあがったので、区保険事務所へ手続に行きます。
かつては祖母や母の介護で幾度も通った保険事務所。
なじみ深い場所ではあるのですが、自分がお世話になる日が来ようとは。
申請手続で問題となったのが、必要となるマイナンバー。
部屋のどこかに埋まってしまっており、探し出すのに丸三日掛かりました。
係に行って、診断書を提出。
係員「障害者申請もあわせて出しますか?」
私 「いえ、医師から診断を受けて半年経ってないので。そちらはまた改めて」
係員「わかりました……(診断書をチェック)……あれ? 障害者申請もあわせてと書いてますよ」
私 「はあ? だって医師は『半年経ってから』って言ってましたよ」
(事情を話す、さらに係員達が討議)
係員「やはり、手続上の問題はありません。初診から半年経ってますので」
なるほど。要件は「診断が下って半年以上経過」ではなく「初診から半年以上経過」。
それで申請可能と判断して、診断書を書いてくれたらしい。
なんと気が効く病院、そして医師。精神治療を専門にやっているだけはある。
だとすれば私としては望外のラッキー。
両方の申請出してきました。
現在は結果待ちです。
ADHD診断を受けての感想
医者には「残念ですが」と言われました。
しかし私としては、

むしろ楽になれたよ
これで「変人」に医学的なお墨付きを得ましたので。
生まれつきなら、もう仕方ないじゃないですか
自分でも直そうと努力しましたし、色々と演じることも覚えました。
その結果、矯正できた部分もあります。
でも感覚まで変わるわけじゃない。
「生きづらさ」はずっと感じてきましたので。
気の置けない友人二人へ話したところ、幸い普通に受け容れてくれました。

最近は大人になってわかる人多いらしいからねえ
薬代が無料ならいいんじゃない?
「別に今更」くらいな感じです。
その後の付き合いも何ら変わることありません。
一方で口さがない人達は「ガイジ」と呼んで、私を貶めるのかもしれません。
でも、それならそれで構わないと思っています。
私の側としても、そんな言葉を使う人達とは付き合いたくない。
むしろフィルター掛かって、いい感じです(笑)
まとめ
私が障害者認定を受けるかどうかはまだ不明ですが、少なくとも検査結果をもって医師が診断を下した以上はADHDということでいいでしょう。
一方で、他人が私に抱くイメージの幾つかは自ら矯正したもの。
特に衝動性は大分コントロールできていると思います(精神的負荷はそれなりにありますが)。

今後は、同じ症状を抱く他の方に参考となる記事を書いていければと思います