SONYのXperia Z3シリーズのラインナップは以下の通り。
- Xperia Z3
SO-01G、SOL26、401SO - Xperia Z3 Compact
SO-02G - XPERIA Z3 Tablet Compact
SGP611(16G版)、SGP612(32G版)
実はこれらZ3シリーズ、とんでもない持病を抱えています。
それは、
……と言いますか、恐らく本記事を読んでいるのは持病が発生した方でしょう。
USBキャップが緩むと、せっかくの防水機能もダメになってしまいます。
お風呂に持って入ることもできません。
Z4以降はキャップレスとなりましたが、恐らくこの辺の事情が関係しているのだと思います。
もし中古購入を考えて検索に引っ掛かった場合。
大抵は「持病が発生している」or「キャップ欠品」の注意書きが添えられています。
しかし書かれていなくても「発生している」or「いずれ発生する」と考えておいた方がいいです。
本記事では、ユーザー及び中古購入を考えている方にむけて、XPERIA Z3 シリーズのUSBキャップを入手する方法および交換方法について紹介します。
XPERIA Z3 シリーズUSBキャップの入手先
まず、SONY公式は止めておいた方が無難です。
メーカー修理扱いとなり、高額の修理費をとられますので。
(XPERIA Z3 Tablet Compactの場合で見積もり8000円)
自分で交換すれば遥かに安くすみます。
Z3、Z3 Compact
Amazon
両方ともAmazonで購入できます。
色は各種あります(なぜか色によって価格が違うので御注意ください。
Z3用は実際に購入して取り付けたことがありますが、普通に使えました。
いつまで売っているかわかりませんし、再び壊れることを考えて、予備も買っておいた方がいいと思います。
備考
SO-01G、SO-02Gであれば、以前はドコモショップで無償交換してもらえたそうです。
白ロム中古購入でもOKだったとか。
しかし発売4年が経過しているだけに、ショップにパーツがあるのかどうか。
ドコモユーザーの方は、一応問い合わせてみてもいいかもしれません。
XPERIA Z3 Tablet Compact
ヤフーオークション(ヤフオク)
オススメは、ヤフオクでの入手。
「XPERIA Z3 Tablet Compact USBキャップ」で検索してみてください。
お値段は1500円前後。
以前はAmazonで3000円というトンデモ値段で売られていただけに安くなったものです。
しかし私がパーツを入手しようとした時はたまたま在庫切れ(=出品なし)。
今後入荷する保証はなかったので、仕方なくebayで購入しました。
ebay
こちらのebayはセカイモンではなく本家の方。
ドイツの業者となります。
値段は購入当時で1,248円+送料500円。
国際郵便の書留で送られてきます。
注文から到着まで12日を要しました。
値段はヤフオクで買うのとあまり変わらないのですが、到着まで日数掛かるのがネックです。
もしebayで購入しようと思った場合。
ebayの会員登録にはFacebookおよびpaypalのアカウントを持っているとスムーズに進みます。
送付先住所の登録には、こちらのサイトが便利です。
なお、複数注文しても、送料は変わりません。
10個くらい買って他を売ればパーツ代+送料分くらいは稼げるでしょう。
本機種の現ユーザー分だけ需要のあるパーツなので、リスクのない商売だと思います。
(私は面倒くさいのでやりませんでしたが)
XPERIA Z3 シリーズUSBキャップの交換方法
XPERIA Z3 Tablet Compactを例に説明します。
1 道具を用意する
ラジオペンチ。
フジ矢 マイクロラジオペンチ 細かい作業に最適な先細仕様 (バネ付) 150mm MP6-150
便宜上、購入サイトを載せておきますが、100均ショップで売ってます。
他だと、毛抜きやピンセットでも構いません。
ただし、力が集中して掛かってしまうせいか、なかなか抜けません。
圧倒的にラジオペンチの方が作業しやすかったことは付け加えておきます。
2 機器から古いUSBキャップを外す
ラジオペンチなどで本体とキャップの接合部(キャップの先)にできるだけ近い方をつまみます。
ゆっくり、じわじわ、引っ張ります。
左右に振るような感じでやると上手く抜けます。
くれぐれも思い切り力任せに引っ張らないように。
こちらは取り外した古いキャップ。
先端にキノコみたいに引っ掛かる部分があるのがわかります。
力任せに外すと、これがちぎれて本体内に落ちてしまうおそれがあります。
くれぐれも慎重な作業を心掛けて下さい。
3 USBキャップを装着する
新しいUSBキャップ。
キャップを取り外した本体。
画像粗くて申し訳ございません。
USBポートの上部に穴があるのがおわかりでしょうか?
USBキャップの先端を穴に当て、グイッと押し込みます。
今度は力任せでも大丈夫。
グリグリすれば、するっと入ります。
4 完成
USBキャップがはまったところ。
見映えは純正と変わらないし、かなりガッチリはまってます。
交換作業後に用意しておきたいアイテムとアプリ
USBキャップの劣化を防ぐには開け閉めしないのが一番。
そのために役立つアイテムとアプリを紹介します。
マグネット充電ケーブル
キャップを開ける用途の一つは充電。
せっかくマグネット充電端子があるのですから、そちらを利用しましょう。
特に中古購入でクレードルを持っていない方にオススメです。
アプリ Solid Explorer
キャップを開ける用途の一つはデータ転送。
ネットワーク対応のファイルマネージャーを用いれば、家庭内LAN(wifi)経由でデータ転送が出来ます。
特におすすめなのが「Solid Explorer」。
有償(200円)ですが、他の無償アプリと比較して圧倒的に使いやすい。
さすが最強ファイルマネージャーの評判を有するだけのことはあります。
14日間は無料で試せます。
半額セールもありますし、GooglePayでポイントがもらえることもありますので、そういう機会に購入してみてはいかがでしょうか?
最後に
Z3シリーズのスマホ中古はキャップ劣化を理由にジャンク扱いで安く売られることもあります。
中古購入を考えている方は頭の片隅に入れておくと、お買い得品にありつけるかもしれません。
また、タブレットは、SONYがタブレット事業から撤退したことにより8インチの後継機種がありません。
薄さ、軽さ、バッテリー持ち、防水。
発売4年が経過した現在でもトータルバランスは抜群に優れており、欲しい人にとっては代わりのきかない製品となっています。
なお、SNS用のアイキャッチ画像は防水をイメージしたものですが……温泉での使用はいずれにせよ止めておいた方がいいです。
どんな画像か見たい方は、ぜひTwitterボタンをクリックしてください。
拡散していただけると嬉しいです。
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