1994年当時の携帯電話事情 ~20年前にケータイ持ち歩いてた人はお金持ちだと思った【きもおたこらむ】

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2015-04-30日記・雑記

いかにもレトロなケータイのイラスト。
しかしこの型の、割と気軽に持ち歩けるタイプが一般にも出回り始めたのは1996年くらいですかね?
昔はもっと重く、そしてゴツかったんです。

拙作からの引用

拙作「キモオタでギャルゲー、それって何の罰ゲーム!?」EP010からの引用です。 

 

「一樹ってケータイ持ってないの?」

「けーたい?」

 ああ、もう嫌な予感しかしない。

「携帯電話」

「あるわけな──ごめん。携帯電話はわかるけど、この世界では高校生が気軽に使える代物じゃないんだ」

 言葉を呑み、柔らかに言い直す。
 今の俺はそんなにひどい表情をしているのか。

「父さんの古い携帯電話ならあるけど……見てみる?」

 こくりと頷く。ここまで来たらついでに見てみたい。

 ──二葉が部屋を出て、すぐに戻ってくる。
 その右肩は微妙に下がって見えた。
 ゴトリ、と黒い物体を机に置く。

「これが携帯電話」

「こんなのケータイとは言わねえ! ただの鈍器じゃねえか!」

 そうなのだろうとわかっていても、つい声を荒げてしまう。
 業務用だろうけどスマホの五倍は厚くて重い。
 これで頭を殴れば瞬殺できそうだ。

1994年頃の携帯電話事情

衝撃の重さ!

これ決して大袈裟ではありません。
当時、携帯電話を借りたときのこと。
手にした瞬間、
「ズシッ」とした感触。

二〇年前のケータイのイメージ

まさにこんな感じでした。
貸してくれた方は普通のおっちゃんでしたけど。
携帯電話が重かったというより、バッテリーが重かったんですけどね。
業務用かつ数年前の代物だったのでしょう。

ケータイ持ってるだけで羨望の的だった時代

当時ケータイを持っていた人は、それだけで羨ましがられました。
二葉のセリフは決して大袈裟じゃありません。
1995年にPHSが出た時、私も含む周囲の声。

まさか電話をこんな安い値段で持ち歩ける時代が来るなんて

当時の通信手段は電話。
実家なら共有ですから、女の子に電話するのも親の目を気にしたり、取り合いになったり。
その呪縛から解き放たれるというので、諸手を上げて喜びました。
女子高生にはポケベル普及してましたけど、やっぱり公衆電話が必要ですし。
直接電話できるなら、ムリにポケベル使う必要はなくなるんですから。

しかしそのPHSが使えない。
もうホントにつながらないんですよ。
電波届かないのと、か細いのとで。
私も持ってましたけど、使う機会ほとんどなかったです。

だから電波の強いケータイを持ってる人は、それだけで羨ましがられてましたしお金持ち扱いされてました。
端末代も通信代も全く違いますもの。

端末は三万とかだったかな?
通信費もあっという間に一万超えます。
その代償として、確実につながります。

PHSだと端末も安いし、通信費も家庭電話と変わらない。
なので、

PHSの方が端末軽いから、ケータイよりも持ち歩くのに便利なんだよ

とか負け惜しみこぼしながらケータイ持ってる人を垂涎の眼差しで見てました。 

東京では使い物にならなかったau

ただしそれは「DoCoMo」のケータイに限ります。

私が1996年に初めて買ったのはIDO。
端末代が5000円。
解約するときに1万円とられるという話だったのですが、DoCoMoの10分の1やん。
しかもちょうど鉛みたいなケータイ借りた後だっただけに、そのケータイが小さく軽く見えて。
(ちょうど冒頭のイラストの様な感じです)
そう思って飛びついたのですが……。

いや、ひどいものでした。
なんせ恵比寿のど真ん中で、DoCoMo持ちの友達に掛けてもらって電波が届かない。
あまりにムカついて、その場で解約。
すぐさまDoCoMoを買い直しました。
1万5千円は、今思いだしても痛かったです。

IDOは現在のau。
つながりやすさでいえばDoCoMoを(ついでにいえばソフトバンクを)凌駕しているわけですが。
まさかそんな時代が来るなんてなあと、その時はしみじみしました。

ちなみに関西人だとかなり感覚違います。
当時の大阪はDoCoMoとセルラー(現au)が競り合っていて、むしろセルラーの方が強かったくらい。
DoCoMoでも端末代は無料。
羨ましいなあと思ったものです。

そして現在、安くはなったけど

しかし現在みたいにMNPでのキャッシュバック合戦も、それはそれでどうか。
MNPで生活する人までいるんだから、そりゃ総務省も指導入れるでしょ。

この記事書いてる翌日が契約満了日。
MNPで出て行くか、このままauに居残るか非常に迷います。
本回線をMVNO(格安回線)に切り替えたいんですよね。

長く契約続ける人がバカを見る。
このふざけた料金体系、いい加減になんとかしてほしい……。

※ 私は現在UQ-MOBILEです。

【2016年11月22日】 追記:総務省ふざけるな!

総務省の指導によりMNPのキャッシュバックはなくなりました。
そして端末代の割引も少なくなりました。
実質ゼロ円まで禁止。

かといって、通信代は全然下がりません。
一体、誰が得しているのか?
既存契約者が得していないのだから指導するのは結構、しかしもう少し実効性を考えて欲しいです。