サラリーマン金太郎 ~大人の男の願望、これぞ現代ファンタジー!?【きもおたこらむ】

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2015-05-25日記・雑記

サラリーマン金太郎 第1巻

本記事は、拙作「キモオタでギャルゲー、それって何の罰ゲーム!? 」(以下、キモオタ)の読者を対象に書いたエッセイです。 ただ、一般の方でも楽しめるように書いてます。 よろしければ読者以外の方も読んでいってください。

サラリーマン金太郎とは?

「サラリーマン金太郎」(以下、サラ金)の名前を知らない方はいないと思いますが、まあ一応。
暴走族のヘッド矢島金太郎が建設会社に入社し、見習社員から立身出世を果たす超人気漫画です。

拙作からの引用

拙作EP13からの引用です。

 ──二葉の大声が耳をつんざいた。

「金ちゃん!?」

 前髪で目を隠した男が、片手を上げながら歩いてくる。
 こいつが「上級生」の主人公、足柄金之助?

「よお、お二人さん。珍しい組合せじゃねえか」

EP13で登場した「上級生」の主人公金之助。
実は金之助の名前の由来が「サラ金」です。
この頃のエロゲーってプレイヤーの名前に打ち替えるのが主流だったせいか、デフォルトはベタな名前が多いんですよね。

金之助は、どんな名前がいいかでかなり悩みました。
その過程で「1994年に連載の始まった漫画リスト」を眺めていたところ、「二葉に『金ちゃん』と呼ばせたら、いかにも腐れ縁ぽくていいかも」と思ったわけです。

そこで、

金太郎の「金」+拙作のオマージュ原典「同級生2」の主人公「りゅうのすけ」の「のすけ」=きんのすけ

としたわけです。

サラリーマン金太郎に見る大人の願望

金太郎って、もう二〇年以上前の漫画なんですね。
「週刊ヤングジャンプ」本誌で連載開始から読んでただけに、かなりびっくりしました。
この「サラ金」、オトナの男の願望をそのまま書き表したという感じです。
言わば、現代ファンタジーというべきか。

以下、個別に見ていきます。

行動スタイル

金太郎は猪突猛進な脳筋で天真爛漫、自分の思うがままに生きてます。
一方で一般の社会人は組織に縛られ、息が詰まった生活を送ってます。
だから思い切り羽伸ばしたくなるんですよね。
もちろん本当にそんなことやってしまえば組織、ひいては社会からオミットされます。
サラ金はうまくその願望を掬い上げてるなあと思います。

超絶な御都合主義

金太郎の人運は、まさにチートと言うべき。
勝手に人脈が増えていき、しかもとことん気に入ってもらえます。
気に入ってもらえなくても他の誰かが助けてくれます。

話のスケールもどんどん大きくなります。
全てが金太郎中心に動いて、とんでもない実績を上げます。

短所が短所になってない

短所は学歴無しの暴走族上がりの父親&本人前科者。
ですが、これも結局欠点になってません。
暴走族は結局裏社会への人脈になっちゃってます。
学歴無しでも地頭はいいです。
父親の前科には理由があります。
本人の前科は会社さえ一旦受け容れてくれればマイナスになりません。

モテまくり

ハーレムではありません。
でもとにかくモテます。
他の男にはガードの堅い女性が、なぜか金太郎の前ではチョロインと化します。

壮快感

伏線は基本ありません。
ストレートな話作りです。
実に爽快感があります。

小説家になろうテンプレとの共通点

「小説家になろう」の住民ですと、ここまでで何か思い出しませんでしょうか?
そう、なろうテンプレ。
異世界ではありませんが、チートは満たしています。
主人公最強ではありませんが、それに近い主人公補正と言っていいでしょう。
金太郎の場合は実質的にハーレム、しかも男女合わせて。
努力らしい努力もまるでしてません。

これが王道ってやつなのでしょう

私、なろうテンプレは大嫌いです。
神様からもらうとか、設定そのものが受け付けないので。

でも一方で思います。
なろうテンプレの要素自体は創作において必須なんだろうなあと。

つまりは「王道」。
使う使わないではなく、どの程度までどんな風に使うかが問題なのであって。
テンプレを全く無視するのはいかがなものか。
反省することしきりです。